明治大学平和教育登戸研究所資料館の講演会
2024年9月21日(土)、神奈川県の明治大学平和教育登戸研究所資料館にて、講演会「帝銀事件第二十次再審請求の現状について」が開催されます。この講演会は、特に歴史や法医学に興味のある方にとって、貴重な機会となります。
帝銀事件とは?
1948年1月に発生した帝銀事件は、集団毒殺強盗事件であり、当時大きな衝撃を与えました。この事件では、犯行に用いられた毒物が登戸研究所で開発された「青酸ニトリール」であったとされ、その捜査過程で旧日本軍関係者が疑われました。結局、逮捕されたのは全く関係のない日本画家である平沢貞通で、彼は死刑判決を受けました。
平沢はその後も再審請求を行ったものの、獄中での死亡後も再審請求は続いており、現在は第二十次再審請求が進行中です。この事件にまつわる謎や真実を明らかにするための動きが続いているのです。
講演会の詳細
講演会は、明治大学生田キャンパスの中央校舎6階メディアホールで実施されるほか、オンラインでも視聴が可能です。会場参加は予約不要ですが、オンライン参加には事前予約が必要です。
開催概要
- - 日時: 2024年9月21日(土)12:30~16:00
- - 会場: 明治大学生田キャンパス中央校舎6階メディアホール(神奈川県川崎市)およびZoomウェビナー
- - 参加費: 無料
- - 定員: 会場270名(予約不要)、オンライン400名(事前予約必須)
講師陣
講演会では、以下の2名の講師が登壇します。
- - 内ヶ崎 西作(東京医科大学基礎社会医学系法医学分野主任教授)
- - 山本 登志哉(教育学博士、一般社団法人発達支援研究所所長)
彼らは、毒物鑑定やディスコミュニケーション分析の視点から帝銀事件の再審請求の経過を心理学的に掘り下げて議論します。
申込方法
申し込みの締切は2024年9月16日(月)です。オンライン参加を希望する方は、指定のメールアドレスにタイトル「9/21講演会オンライン申込」を付け、自身のメールアドレスを記載のうえ、お申し込みください。
(E-Mail:
[email protected])
最後に
帝銀事件は日本の法制度や歴史における重要な事件の一つです。この講演会は、その再審請求の最新状況を学ぶだけでなく、事件の背景やその後の影響についても深く考える機会を提供してくれます。興味を持つ方は、ぜひ参加をご検討ください。詳細は明治大学平和教育登戸研究所資料館の公式ホームページでも確認できます。