放射線ロボット登場
2024-09-04 17:06:20

廃炉作業をサポートする放射線観測ロボットの登場

廃炉作業をサポートする放射線観測ロボットの登場



廃炉作業は、日本国内で進行中の重要なプロジェクトてあり、放射線の監視と作業者の安全確保は、持続可能な未来に向けた必須条件です。このたび、株式会社シマノ(福井県鯖江市)の代表取締役社長、嶋野寛之氏が、日本原子力研究開発機構の主任研究員、佐藤優樹氏と共同で放射線観測用ロボット「LT20 Hexapod Robot」を開発しました。これにより、廃炉作業の現場における放射線の可視化と、作業者の被ばく防止が期待されています。

放射線観測用ロボット「LT20 Hexapod Robot」



このロボットは、廃炉作業の現場で放射線を「見える化」するために設計されています。放射線源の位置を3Dで表示する技術を備えており、作業者が安全に作業を行えるようサポートします。具体的には、研究用の放射線源をロボットが黄色のボックス内に配置し、リアルタイムで観測することが可能です。この技術は、株式会社千代田テクノルとの共同特許によるものでもあり、より高精度な放射線源の可視化を実現しています。

2024年時点での成果



現時点における研究成果は、2024年9月と10月の展示会で発表されます。この機会に、業界関係者や一般の人々に新たな技術の可能性を示すことが目指されています。特に廃炉作業に従事する作業者が放射線に曝露されるリスクを持続的に低減することが、重要なポイントとなります。

2026年の目標



さらに、2026年に向けた具体的な研究計画も進行中です。今後の発展により、ますます高度な放射線観測と作業サポートが実現されるでしょう。このロボットが廃炉作業の現場に与える影響は、今後の原子力産業全体にも貢献することが期待されています。

展示会情報



この革新的なロボットの詳細は、以下の展示会で紹介されます。

1. Maker Faire Tokyo 2024
日時: 2024年9月21日(土)12:00~18:00 / 2024年9月22日(日)10:00~17:00
場所: 東京ビッグサイト(西4ホール)
ブース番号: SP-02-04
(ロボットデモのみ)

2. テロ対策特殊装備展'24(SEECAT)
日時: 2024年10月9日(水)~11日(金)10:00~17:00
場所: 東京ビッグサイト(西2ホール)
ブース番号: 2W-19
(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構内にて)

今後の開発や研究成果に注目し、廃炉作業の安全性向上を実現する新たな技術に期待しましょう。


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会社情報

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株式会社シマノ
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