日立の新ストレージ発表
2025-11-19 11:50:55

次世代AIを支える日立ヴァンタラの新ストレージVSP One Block High Endの魅力

日立ヴァンタラが発表した次世代ストレージ「VSP One Block High End」



日立ヴァンタラは、AI(人工知能)の進化に伴うデータ管理の課題に応えるため、次世代AIを支える新しいデータプラットフォーム「VSP One」を発表しました。この中で特に注目を集めているのは、NVMe(Non-Volatile Memory Express)対応の新しいハイエンドストレージ「VSP One Block High End」です。発表は11月18日、日本時間の23時に行われました。

VSP One Block High Endの特長と利点



この新しいストレージは、高いパフォーマンスと可用性を提供し、エンタープライズグレードのサイバーセキュリティ機能を備えています。特に、ランサムウェア攻撃の増加に対抗するために構築されたデータ保護機能は注目です。データを保護する専用の領域を確保し、万一の攻撃時には迅速に攻撃前の状態に復旧することが可能です。

「VSP One Block High End」は、デジタル基盤のモダナイゼーションを支援するために設計されており、データの急増やリアルタイムでの分析といった複雑な課題にも対応しています。最新のレポートでは、70%以上の企業が、現行のITインフラでは将来のAIワークロードの需要に応えられないと指摘しており、このニーズに応える形で開発されました。

様々な環境に対応



調査によると、企業のITリーダーの半数以上がデータをさまざまな環境に分散させて保存していることが分かっています。「VSP One Block High End」は、これらのデータ管理を統合し、シンプル化しました。また、医療現場における患者データの管理から基幹システムのサポートまで、様々なニーズに応える能力を持ちます。

環境への配慮と持続可能性



また、環境への取り組みとしては、省資源・省電力の面でも優れた点があります。VSP One Block High Endには高圧縮率アルゴリズムを搭載したデータ圧縮アクセラレーターがあり、これにより、実際のストレージ容量を削減し、カーボンフットプリントの低減にも寄与します。

専門家からの評価



Hitachi VantaraのChief Product Officer、オクタビアン・タナゼ氏は、「あらゆる産業は、データインフラの進化がなければイノベーションを妨げる転換期に来ている」と述べており、「VSP One Block High End」が、企業のデータ管理と保護の戦略的基盤になることを示唆しています。

今後の展望



「VSP One Block High End」は2026年前半にグローバルで販売が予定されており、日本国内向けの「VSP 360」も同時に提供される予定です。これにより、企業はデータをより効率的に管理し、未来のAI時代に備えることができるでしょう。

この新たなストレージの展開は、企業のIT環境を一新し、さらなる革新をもたらすものとして大きな期待が寄せられています。今後の詳細は、「Hitachi Vantara Exchange Japan 2025」で紹介される予定です。


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会社情報

会社名
日立ヴァンタラ株式会社
住所
神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地
電話番号

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