東京都、教職員による性暴力防止に向けた第三者相談窓口の取り組み|相談実績と今後の展望

東京都教育委員会は、教職員等による児童生徒への性暴力は絶対に許されないとの強い姿勢を貫き、その防止に向けた取り組みを積極的に行っています。

令和4年度から、弁護士等による「児童・生徒を教職員等による性暴力から守るための第三者相談窓口」を設置し、電話、Eメール、相談シートによる相談を受け付けています。

相談窓口では、児童生徒からの相談だけでなく、保護者や教職員からの相談も受け付けており、相談内容に応じて適切な対応を行っています。

令和5年度の相談実績では、相談件数は前年度と比較して増加しており、相談窓口の認知度向上と相談しやすい環境整備が進んでいることがうかがえます。

相談方法には、電話、Eメール、相談シートの3つの方法があり、相談者は自分の状況に合わせて最適な方法を選択することができます。

電話による相談は、月曜日、火曜日、木曜日の午後3時から6時まで、土曜日の午前9時から正午まで受け付けています。Eメールによる相談は、k.tsuho-soudan(at)section.metro.tokyo.jp までご連絡ください。相談シートは、都内の全公立学校に配布されており、郵送またはQRコードでインターネットから回答を送信することができます。

東京都教育委員会は、今後も第三者相談窓口の充実を図り、教職員等による児童生徒への性暴力防止に積極的に取り組んでいく方針です。
東京都教育委員会は、今後も児童生徒が安心して学校生活を送れるよう、教職員等による性暴力防止に向けた取り組みを強化していく予定です。

具体的には、以下の取り組みを検討しています。

1. 第三者相談窓口の広報活動強化

相談窓口の認知度向上のため、学校や地域への広報活動を強化し、より多くの児童生徒や保護者に相談窓口の存在を知ってもらうようにします。

2. 相談員体制の強化

相談員の専門性を高め、より質の高い相談対応を提供できるよう、研修や資格取得の支援を行います。また、相談員の人員を増員し、相談対応の充実を図ります。

3. 学校における性暴力防止教育の充実

学校における性暴力防止教育を強化し、児童生徒が性暴力について正しく理解し、被害に遭った際に適切な対処ができるよう指導します。

4. 教職員に対する研修の強化

教職員に対して、性暴力に関する知識や対応方法を学ぶ研修を強化し、教職員の意識改革を促進します。

5. 関係機関との連携強化

警察や児童相談所など、関係機関との連携を強化し、情報共有や協力体制を構築することで、より効果的な性暴力防止に取り組んでいきます。

これらの取り組みを通じて、東京都は児童生徒が安心して学校生活を送れる安全な環境づくりを目指していきます。

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