中古車販売の提携
2013-03-26 15:00:10

GEキャピタルと三菱オートリースが提携し中古車販売の新時代へ

最近、GEキャピタルと三菱オートリースが手を組み、リースアップ車両の入札方式による販売に関する戦略的業務提携を結びました。この提携により、自動車リース業界の競争環境は大きく変わることが予想されています。

まず、この提携の大きな特徴は、両社が同じ入札会に出品することで、参加者により多くの選択肢を提供できる点です。これにより、バイヤーは一つの場で多様な車両を比較・選択できるようになり、今まで以上にスムーズな取引が期待されます。入札会自体も活性化され、参加者数が増えることで運営効率が向上し、最終的にはコストが削減されるという好循環が生まれるでしょう。

GEキャピタルは、自社が運営する入札会を1996年から開催しており、仙台、東京、神戸、福岡の4か所で実施されています。これまでの経験を活かし、入札会の名称も「GE入札会」から「リースアップ・パートナーズ」に変更し、これからの展開に向けた準備を進めています。この新名称には、両社の強固なパートナーシップが込められており、今後の活動にも期待が持てます。

また、提携を経て、両社は品質の高い中古車市場の構築にも力を入れる計画です。整備が行き届いたリースアップ車両を提供することにより、消費者にとって魅力的な選択肢を増やし、リースアップ車両のブランド価値を向上させることを目指しています。この取り組みは、中古車市場のさらなる発展に寄与することになるでしょう。

GEキャピタルはその長い歴史の中で、車両管理や運転資金のファイナンスなど、幅広い金融サービスを展開してきました。自動車リース事業においても、ISO39001を初めて取得するなど、品質向上に努めています。これに対し、三菱オートリースは、自動車リース業界の先駆者として、法人向けの幅広いソリューションを提供。コストコントロールやリスクマネジメントといった分野での専門性を活かし、顧客満足度を高めています。

このように、両社の提携によって新たなビジネスモデルが構築されることは明らかです。

入札会が複数地域で行われることで、地域住民にもメリットが生まれ、商品へのアクセスが飛躍的に向上します。特に、仙台、東京、神戸、福岡と多様な地域での開催は、地元経済にも良い影響を与えることでしょう。双方の企業が持つ資源を最大限に活かし、効率的な運営へとつなげる努力が期待されています。

今後、両社は協力関係を強化し、さらなる販売規模の拡大を計画しています。リースアップ車両がクオリティの高い商品として市場に出回ることで、消費者の中古車に対する意識も変化するかもしれません。新たな試みが競争の激しい自動車市場においてどのような成果をもたらすのか、引き続き注視していきたいと思います。

会社情報

会社名
GEキャピタル(日本GE株式会社)
住所
東京都港区赤坂5-2-20赤坂パークビル
電話番号
03-5544-6740

トピックス(経済)

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