クラウドファンディング挑戦中、老舗菓子店ゴンタローの感動秘話

創業100周年の老舗菓子店「ゴンタロー」

140年以上の歴史を持つ「ゴンタロー製菓」は、秋田県男鹿市に位置し、2024年4月に創業100周年を迎えます。先代から受け継いだ伝統と技術を大切にしながら、革新を続けるこの菓子店は、特に名物の「フローズンキャンディ」で知られています。この度、ゴンタローは新たな一歩を踏み出し、フローズンキャンディを美しく陳列するための冷凍ショーケースを購入するためのクラウドファンディングを開始しました。

クラウドファンディングの挑戦

プロジェクトはCAMPFIREの「SCOP」内で立ち上げられ、公開からわずか1週間で目標の100万円を達成しました。次なる目標は150万円です。これにより、より多くの人々に「フローズンキャンディ」を楽しんでもらうことを目指しています。代表の籾山功さんは「亡き先代の思いが詰まったフローズンキャンディを、もっと多くの人に知ってもらいたい」と語っています。

フローズンキャンディの魅力

「フローズンキャンディ」は、アイスバーの美味しさと手作りの温かみを兼ね備えています。新鮮なフルーツや厳選された材料を使い、1本1本丁寧に手作りされているため、その味わいは格別です。このキャンディは、自社で培った丹精込めた技術の賜物で、フレーバーは30種類を超え、季節限定の特別な味も楽しめます。

先代への思いと引き継ぎ

3代目の籾山章吾さんは、2023年に病に倒れ、余命宣告を受けました。それでも、彼は息子の功さんに「100周年を迎えたい」との思いを伝え続けながら、フローズンキャンディを作り続けました。父の思いを受け継いだ功さんは、フローズンキャンディの品質や味をより多くの人に提供したいという願いを抱き、このクラウドファンディングを立ち上げたのです。