新選組局長近藤勇の甲冑が壬生寺に帰還!
2023年に新選組設立160年を迎える中、多くの歴史ファンにとって待望の企画展が開催されます。合同会社京都村正が主催する特別展示「山岡鉄舟と近藤勇 ~局長の帰還~ in 壬生寺」が、2023年7月7日から8月27日まで大本山壬生寺の千体仏塔内で行われるのです。この展覧会では、近藤勇が所持していたと伝えられる甲冑が360度展示され、訪れる人々に幕末の歴史に触れる貴重な機会を提供します。
甲冑の特別展示
特に注目されるのは、2020年に富山県高岡市の國泰寺で発見された甲冑です。この甲冑が新選組の調練場であった壬生寺に戻り、再びその姿を見せることになりました。展示会では、甲冑だけでなく、山岡鉄舟による「千双屏風」も一部展示される予定で、来場者は彼が書いた作品に触れることができる貴重な機会となります。これらの展示は、高岡市立博物館の協力により実現しました。
この甲冑がなぜ富山で発見されたのか、また山岡鉄舟との関係についての謎も、来場者の関心を引く要因となります。山岡鉄舟は新選組の前身である「浪士組」の結成に関わった幕臣であり、この甲冑を國泰寺に寄進したという記録も残されています。近藤勇の形見を供養しようとしたのかもしれないという思いは多くの人に共感されることでしょう。
青のミブロとのコラボ展示
さらに、人気コミック「青のミブロ」とのタイアップ展示も実現しました。作者の安田剛士が描き出す新選組の姿を体現する等身大パネルが展示され、ファンはもちろん、歴史に興味を持つ全ての人に新しい視点を提供します。
トークショーの開催
展示に合わせて、2023年7月30日には「鎧の発見の謎を歴史の側面から紐解くトークショー」が開催されます。近藤勇の鎧の発見者である臨済宗國泰寺派管長の澤大道氏、壬生寺の貫主松浦俊昭氏、さらに日本近世史学者の大石学氏が参加し、鎧の歴史的背景や外交の側面からのアプローチが試みられます。この貴重な機会は、近藤勇に興味のある方にとって見逃せないイベントとなることでしょう。
詳細なスケジュールと場所
- - 展示期間:2023年7月7日(金)~8月27日(日)
- - 展示場所:大本山壬生寺 千体仏塔(京都市中京区)
- - トークショー開催日:2023年7月30日(日)
- - トークショー場所:京都府庁内 旧議場(京都市上京区)
この特別展とトークショーは、幕末の歴史をより深く理解するための素晴らしい機会です。近藤勇の甲冑という物語の背景に触れ、彼の生きた時代を感じてみることができるでしょう。興味のある方は、ぜひこの機会をお見逃しなく!
さらに詳細や入場料については、公式ウェブサイトから確認できます。