日本初の女性サイバーセキュリティ育成プログラムが始動します!
アメリカのサイバーセキュリティプログラム「100W100D」が日本に
アメリカのビジネス分野で注目されているプログラム「100日間100人の女性」、略して「100W100D」が、日本の女子学生を対象に始動します。このプログラムは、無料のサイバーセキュリティトレーニングと認定プログラムを提供し、パートナーであるSaya Universityを通じて100人の女性をサポートします。
「100W100D」は、サイバーリスク・コンサルティング会社Inteligencaによって設立され、サクラメントを拠点に運営されています。このプログラムは2019年にスタートし、多くの女性をIT業界に送り出してきました。InteligencaのCEOであるCarmen Marsh氏は、「女性のサイバーセキュリティ分野への参入が重要であることを、国際的に認識する時がきた」と語ります。彼女はまた、参加した学生をIntel社、Centene社、Sutter Health社などさまざまな企業へ送り出してきた実績も紹介しました。
多様性の創造とキャリアの支援
このプログラムは、サイバーセキュリティにおける多様性を強く期待している企業との連携も重要な要素です。KVエクイティパートナー社が運営するSaya Universityは、多言語対応のサイバーセキュリティ・アウェアネスプログラムやセキュリティトレーニングを広く普及させています。ロッシ氏とロペス氏は、「Marsh氏との提携が、地域だけでなく国際的な規模での変化を促す活気となっている」と強調しています。
サイバーセキュリティ業界は、900,000人以上の専門家が不足しているとされています。米国の労働市場では、715,715人の人材がいる一方で、313,735のポジションが未充足であり、供給不足が深刻な状況です。一方、多様な人材の育成も進んでおり、世界的な企業がサイバーセキュリティの専門家を多様化させる取り組みを行っています。Marsh氏は、AIGやIBMといった企業が注目している契約も挙げ、セキュリティ人材を増やすための努力の重要性を強調しました。
日本のサイバーセキュリティの現状
日本は世界で3番目の経済大国ですが、サイバーセキュリティへの意識は非常に低く、また人材不足が深刻だとされています。Saya Universityは、この問題を解決するために、多様な専門家の育成を目指しており、日本全体のサイバーセキュリティ・リテラシーを高めることに取り組んでいます。このプログラムを通して、日本のビジネスコミュニティが活性化することが期待されています。
Marsh氏は、「100人の女性を育成することは第一歩です。しかし、これはビジネスの需要に比べると、ほんの一滴に過ぎない。これからさらに多くの女性を組織に迎える必要があります」と語ります。
プログラムの詳細と今後の展望
Inteligencaが設立した「100W100D」プログラムは、Craigslist創設者のCraig Newmarkからの寄付により支援されています。その内容には、サイバーセキュリティの基本を学ぶワークショップや実施されたトレーニングの内容が含まれています。
今後、100W100Dは2020年にさらなる拡大を計画しており、シアトルやシカゴ、ラスベガスといった都市でのプログラム立ち上げも視野に入れています。
このプログラムが成功することで、サイバーセキュリティの分野における女性たちのキャリア支援が進むことが期待されており、企業や社会全体がこの動きに寄与することが求められています。私たち一人一人がサイバーリスクの認識を高め、自己防衛のための知識を深めていくことが、今後の日本社会にとって重要な鍵となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
KV Equity Partners, Inc
- 住所
- 445 South Figueroa Street 31st Floor Los Angeles, CA 90071 California, USA31st Floor
- 電話番号
-
510-604-0243