三井住友信託銀行とStapleが設立したGOOD SOIL INC.
三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:大山 一也)と、株式会社Staple(代表取締役:岡 雄大)の協業により、地域の持続可能な発展を促進する投資会社「GOOD SOIL株式会社」(以下、GOOD SOIL INC.)が設立されました。この新たな会社は、地域密着かつ長期的な資金循環を実現することを目指しています。
地域創生を目指す新しい投資モデル
GOOD SOIL INC.は、徒歩圏内での小規模かつ連続した開発を推進し、住民の生活や観光のバランスを重視します。これにより地域内で発生する資金を循環させ、地域創生の産業化を実現することを目標しています。さらに、地域の住民だけでなく地域外の応援者もこの仕組みに参加できるため、地域創生の過程そのものが民主化されるでしょう。
これまでの実績と新たな取り組み
株式会社Stapleは、広島県尾道市瀬戸田での取り組みを通じて、地域に根ざした「徒歩圏内」の小じんまりとした開発がどのように地域を活性化させるかを示してきました。このアプローチによって、瀬戸田では観光客のインバウンド比率が40%にも達し、宿泊者数も増加しています。特に欧米豪からの旅行者が多く訪れている点が注目されています。
目に見える変化: 瀬戸田の魅力の向上
小さな開発が連続することで、訪れるたびに新しい発見のある地域に成長しており、リピーターの増加も顕著です。2020年以降、全体人口は7%減少したものの、20代から30代の人口は12%増加しています。宿泊客のリピーター率は高まり、2023年には約20%が再訪を果たしています。
資金循環の仕組み
GOOD SOIL INC.の事業は「開発ファンド」と「長期保有ファンド」の二層構造によって成り立っています。まず、開発ファンドにおいて機関投資家を中心に資金を集め、地域の小規模開発を進めます。このリスクを抑えた後、開発した不動産を長期保有ファンドに売却します。長期保有ファンドには地域事業者や小口投資家も参加でき、開発した資産を長期的に所有し続ける仕組みが整備されています。これにより、資金が地域内で循環することが期待されます。
今後の展望
GOOD SOIL INC.は、地域の持続可能な発展に貢献し、企業と地域が共に成長していく新たなモデルを提示します。「社会的価値創出と経済的価値創出の両立」を重視し、地域エコシステムを構築するための取り組みを進めてまいります。これにより、より多くの地域が正のスパイラルで成長できるよう見守っていくでしょう。
会社概要
- - 会社名: GOOD SOIL株式会社 / GOOD SOIL INC.
- - 設立日: 2025年1月10日
- - 役員: 岡 雄大(代表)、井谷 太、磯野 謙
- - 所在地: 東京都中央区日本橋小舟町14-7 SOIL Nihonbashi 4F
- - 株主: 三井住友信託銀行株式会社、株式会社Staple
- - ウェブサイト: good-soil.inc
お問い合わせ
株式会社Staple
広報担当: 丑田 美奈子
E-mail:
[email protected]