音楽シーンに進出する「ひだりパグ」とは?
作業療法士が発信したキャラクター「ひだりパグ」が新たな挑戦を始めます。絵本やアパレル、さらにはワークショップなど、多岐にわたる展開を見せてきた「ひだりパグ」は、この度公式HIPHOP楽曲『ふつうってなに?』の制作が最終段階に入ったことを発表しました。
新たな楽曲制作の詳細
株式会社Re Design(代表:伊藤竜司)が手掛けるこの楽曲は、精神科作業療法士でもあるRAPPER、慎 the spilitが制作を担当しています。彼の音楽のバックグラウンドには、障害や社会的なテーマが根付いています。そして、ジャケットデザインは、「ひだりパグ」の公式ビジュアルに貢献するUZUが手がけています。完全な形で歌詞やジャケットデザインはすでに完成しており、2026年7月10日にはさらなるスタジオ調整が行われる予定です。
「ひだりパグ」のコンセプト
「ひだりパグ」は、見た目に特徴があるパグで、左側が塗られていないという独特のデザインが目を引きます。この姿には、脳卒中の後遺症として表れる半側空間無視という症状に由来した深い意味があります。つまり、「できていない」と見られる部分も、おそらくは人それぞれの個性や表現にすぎないというメッセージを秘めています。この力強いメッセージを基に、Re Designは「ふつうってなんだろう」と問いかけを続けています。
楽曲『ふつうってなに?』のメッセージ
楽曲『ふつうってなに?』では、主に「お前の普通って何?」という問いかけをテーマにし、周囲からの期待に押し潰されそうな人々へ、自分自身の道を歩んでほしいというメッセージが込められています。この音楽は、ただのエンターテイメントではなく、人々に自分らしく生きることで安らぎを見つけてもらうためのものなのです。
慎 the spilitの意気込み
慎 the spilitはこの楽曲を通じて、世間の「ふつう」なる概念がいかに多くの人々を苦しめるかを指摘しています。彼はリスナーがこの曲を聴くことで、その枠を壊し、自らの生き方を模索することを期待しています。
ジャケットデザインの意義
ジャケットデザインも重要な要素です。UZUが手がけたデザインは、高級感あふれる黒を基調に、サングラスを着用した「ひだりパグ」の表情が際立っています。この強烈なビジュアルは、楽曲の持つ力強さと問いの存在感を効果的に表現しています。また、タイトルの「ふ」の文字を灰色でデザインすることで、半側空間無視をイメージさせる独自の工夫が加えられています。
今後の予定
2026年7月の再調整の後、エンジニア作業が進められる予定です。完成音源が確認でき次第、各種音楽配信サービスへの登録も計画されています。今後、Re Designは「ひだりパグ」を中心に、引き続き多角的なアプローチで「ふつうってなんだろう」という問いを発信していく方針です。
プロフィール紹介
慎 the spilit
滋賀県出身・在住のRAPPERであり、精神科作業療法士、3児の父。音楽を通じた表現力に定評があり、様々なメディアでその活動が取り上げられています。
UZU
京都芸術大学でイラストレーションを学んだUZUは、独自のストーリー性を持つ作風で「ひだりパグ」の公式ビジュアルを担当しています。
伊藤竜司
Re Designの代表であり、作業療法士として18年以上の経験を持つ伊藤竜司。キャラクターIPを通じて社会に問いを投げかける実践を進めています。
是非、音楽を通して「ふつう」について考えてみませんか?