IoT認証試験の基準
2025-07-22 15:24:50

NextDriveとスカイリー・ネットワークスのモジュールがIoT認証試験の基準を確立

IoTルート認証試験の新基準



NextDrive株式会社と株式会社スカイリー・ネットワークスが開発したWi-SUN 2-in-1モジュール「ND7351」が「Wi-SUN Profile for HAN (Route IoT)」の認証試験の基準器として選ばれました。これにより、日本国内における次世代電力ネットワークの構築が一層進展することが期待されています。

IoTルートの背景



2022年4月、日本では特定計量制度が施行され、これに伴い対象となるメーターは、機器が検定を受けていない場合でも一定の基準を満たせば電力取引が可能です。特定計量器やガスメーターからのデータを、各住宅に設置されたスマートメーター経由で共同的に検針する、新たな通信方式が確立されたのです。このような背景から、経済産業省もIoTルートの通信方式としてWi-SUN Enhanced HANシステムの導入を推奨しています。

Wi-SUN 2-in-1モジュール「ND7351」の特長



「ND7351」は2024年6月に発表され、Wi-SUN FAN 1.0とIoTルートの機能を一つのモジュールに統合しています。このモジュールの導入により、IoTルートに対応した製品の開発が進むことが約束され、安心して利用できる環境が整備されます。」

スペックと活用例



「ND7351」は、柔軟性が高く、多様なアプリケーションに対応可能な設計が特徴です。これにより、次世代電力ネットワークの各種要素の接続性が高められ、特に共同検針やディマンド・リスポンスの実施が容易になることでしょう。今後は新たな実証試験が行われ、IoTルートの潜在能力が評価されていくことでしょう。

Wi-SUNアライアンスの役割



この認証試験のスタンダードとしての役割を果たすWi-SUNアライアンスは、低消費電力かつ高信頼性の通信を実現するため、IoTデバイス並びにスマートメーター向けのプロトコルの普及を目指しています。これによりWi-SUN通信技術の認証制度が確立し、デバイス間の相互接続性が保たれています。

未来の展望



NextDriveとスカイリー・ネットワークスは、今後もWi-SUN通信技術を利用した次世代の電力ネットワークの実現に向け、さらなる研究開発を進めていきます。エネルギー管理の効率化を図るための新たな可能性が期待され、企業や消費者にとってもメリットが大きいでしょう。

私たちは、この技術革新によって、持続可能なエネルギー社会の実現に一歩近づくことを信じています。今後の進展に大いに注目したいところです。


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会社情報

会社名
NextDrive株式会社
住所
東京都港区西麻布3-19-22
電話番号
03-6432-9616

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