旅行好き必見！海外旅行保険の利用実態データとは

旅の日に考える、海外旅行保険の重要性

毎年5月16日は「旅の日」。この日をきっかけに、海外旅行に出かける多くの人々が旅行の計画を立てますが、同時に海外旅行保険の重要性についても考えるべきです。オリコンが行った調査によると、多くの旅行者が保険の重要性を実感していることが分かりました。今回はその実態を掘り下げていきます。

海外旅行保険の加入理由

調査によれば、海外旅行保険に加入した理由として「クレジットカード付帯の保険だけでは補償が不十分と感じたから」が62.3%を占めていました。これは、旅行者の多くがクレジットカードに付帯する保険への信頼性を疑問視していることを示しています。特に、旅行中の突発的な事故やトラブルに対する不安が強いようです。

さらに、「保険金額が不十分」と感じた人も33.5%いました。また、旅行先の医療費や治安に不安を抱く人も一定数見られます。旅行先での問題が、安心な旅行を左右するのです。

実際の補償内容

海外旅行保険に加入した際、どのような補償を利用したかも興味深いところです。最も多かったのは「携行品損害」で、46.5%の旅行者がこの補償を適用しました。これは、旅行中に持ち物を失ったり、損傷したりすることが多いため、事前に補償を受けることで不安を軽減できるからです。

次いで「治療費用（病気）」の適用が36.6%、そして「ケガ」に対する治療費用が29.4%という結果でした。また、航空機の遅延の際に適用される「航空機寄託手荷物遅延等費用」も16.3%の人に利用されています。旅行中の思わぬ出費を補う力強い味方となってくれます。

国別の適用状況

旅行先によって補償内容の使われ方も異なります。特にハワイや韓国、アメリカ合衆国では、病気に対する治療費用が高かった傾向があります。これらの地域では、医療サービスの質が高い反面、医療費も高額になるため、保険に頼る人が多いのかもしれません。

一方、フランスでは「携行品損害」の適用者が61.8%に達しました。オシャレな街であるフランスでは、旅行者が持ち物に敏感に反応するためなのかもしれません。

台湾では、航空機の遅延に対する補償が28.4%と高く、旅行先によって様々なリスクを考える必要があることを示しています。