三谷産業、「バーチャルCDOサービス」で企業のAI活用を支援
石川県金沢市に本社を置く三谷産業株式会社は、企業のAI活用を支援する新たなサービス「バーチャルCDOサービス」の本格始動を発表しました。少子高齢化や人材流動化による人手不足が深刻化する中、多くの企業がAI活用による業務効率化や生産性向上に課題を感じています。しかし、高度なデジタルスキルを持つ人材、特にCDO(最高デジタル責任者)の不足が大きな壁となっています。
「バーチャルCDOサービス」は、三谷産業の情報システム事業部が提供する、まさにその課題解決のためのサービスです。デジタル活用スキルを持つ専門チームが企業に寄り添い、ワークショップを通してAI活用アイデアを共に検討、技術的な実現可能性を検証します。
サービスのメリット
このサービスを利用することで、企業は以下の4つのメリットを得られます。
1.
高度デジタル人材の不足を補完: 社内に不足しがちな高度なデジタル人材を補完し、AI活用への第一歩を踏み出せます。
2.
組織風土の醸成: 社員のAI・デジタルリテラシー向上を促進し、AI活用を推進する組織風土を醸成します。
3.
迅速な検証: プロトタイピングにより、AI活用アイデアの検証をスピーディーに行えます。
4.
低コストでの検証: スポット利用や短期間での利用が可能で、初期投資を抑えながらAI活用法を検討できます。
サービス開始の背景
三谷産業グループは2023年を「AI元年」と位置づけ、AI実装支援部門を設立。現場でのAI活用を推進しています。 「理想のオーダーメイドキッチン生成AI」や「チャットの多言語同時翻訳AI」など、様々なプロトタイプを作成し、AI活用の可能性を探ってきました。これらの経験から、AIを効果的に活用するには、現場の課題を深く理解し、小さな成功体験を積み重ねることが重要だと確信しています。
サービス内容と料金
「バーチャルCDOサービス」は、大きく分けて以下の2種類のサービスを提供しています。
①スポット支援(1日~)
内容:単発イベント・ワークショップの実施、AI活用アイデアの実現可能性検証(プロトタイピング等)
料金:20万円(税別)~
②継続支援(月額制)
内容:仮想的なデジタル推進チームとして継続的なサポート(月2回程度の打ち合わせ、実証実験等)
料金:39万円(税別)/月
導入企業の声
福島印刷株式会社は、情報セキュリティを重視しながらも、AI活用に意欲的な企業です。三谷産業の「バーチャルCDOサービス」は、情報セキュリティへの配慮とAI導入支援を両立する点で高く評価され、導入に至りました。ワークショップでは活発な意見交換が行われ、AI活用に関するガバナンス構築や情報セキュリティ対策を進めていく予定です。
まとめ
三谷産業の「バーチャルCDOサービス」は、AI活用を検討する企業にとって強力な支援となるでしょう。高度なデジタル人材の不足や高額な導入費用を懸念する企業にとって、最適なソリューションと言えるでしょう。AI導入を検討している企業は、一度検討してみる価値があります。