黒川温泉の新店
2024-08-30 21:22:50

黒川温泉に新たな食の風景、Au Pan & Coffeeがオープン

熊本県阿蘇に位置する黒川温泉郷に、地域のパンとコーヒーを扱う新しい店舗「Au Pan & Coffee」が9月30日よりグランドオープンしました。この店舗は、Au Kurokawaプロジェクトの旗艦店として、地元食材を使用したパンを主力商品としており、自家焙煎のコーヒーやナチュラルワインなども提供しています。店舗は19坪のコンパクトな空間で、自然光が差し込む心地よい雰囲気が特徴です。

Au Pan & Coffeeでは、地域の食材を最大限に活かしながら、その土地ならではの味を追求しています。特に、運営方針にある『地産地循』の理念に基づいて、使用した資源をできる限り循環させることを重視しています。コロナ禍が明け、日本各地の温泉地にも人が戻ってきている中、黒川温泉は宿泊施設の人手不足という課題に直面しています。このような状況下、黒川商事は新しい食のハブを作るためにAu Kurokawaプロジェクトを立ち上げました。

黒川温泉の約3000坪の敷地に位置するプロジェクトでは、8棟のレストランを設けて、宿泊客に夕食や朝食を提供することで『泊食分離』の提案を行なっています。これにより、旅館特有の課題を解消し、環境に配慮した地元の農家の食材を積極的に使用することが目指されています。Au Pan & Coffeeは、このプロジェクトの最初の店舗として、地域に新たな食文化をもたらすことを目指しています。

Au Pan & Coffeeのコンセプトは『地域のパン』です。地元の農家が育てた食材を中心に使用しており、地域の健康や自然環境に配慮したおいしい食材にこだわっています。実際、3月にはリサーチを行い、生産者と共に育て方やこだわりについて話を伺い、地域の素材について深く理解しました。このリサーチの結果をもとに、店の方針やメニューが構築されています。

店の立ち上げをプロデュースしたのは、徳島県神山町で活動する株式会社フードハブ・プロジェクトと株式会社モノサスのメンバーです。このプロジェクトでは、食材だけでなく、それを使った商品作りを通じて、人との関係性を築くことを重要視しています。そのため、Au Pan & Coffeeでは地域の人々の声を重視し、訪れる方々が求めるパンを提供続けていくことを約束します。

Au Pan & Coffeeは、様々な地域の協力者と共に作り上げています。デザイン面では多くの地元アーティストやデザイナーの協力を得ており、店舗の設計を担った南小国町のgiraffe Associatesの佐藤名子氏や、OVALの杉村武則氏が重要な役割を果たしています。店内の照明や陶器のオブジェも地元の企業と連携し、地域資源を積極的に活用しています。

実際の店舗は、地元の小国杉を使用した内装に仕上げられており、外には芝生とベンチが設置され、訪れる人々がゆったりとした空間で、焼きたてのパンとコーヒーを楽しむことができます。店舗の営業時間は午前9時から午後5時までで、定休日は水曜日と木曜日です。

Au Pan & Coffeeは、黒川温泉という地域が持つ豊かな資源と人とのつながりを生かし、ただのパン屋ではなく、地域の健康と幸せのためのハブとして成長していくことを目指しています。これからも、店主たちの情熱と地域の協力によって、多様なメニューが展開され、多くの人々に愛される店舗になることでしょう。


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会社情報

会社名
有限会社黒川温泉農園
住所
熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6567
電話番号
0967-44-0021

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