世界の医療に新たな価値を、ADLM 2025でSciforiem®シリーズを発表

世界最大級の体外診断薬展示会「ADLM 2025」にて出展

artienceグループは、2025年7月27日から31日にアメリカのシカゴで開催される世界的な体外診断薬に関する展示会「Annual Scientific Meeting & Clinical Lab Expo 2025」（通称、ADLM 2025）において、同社製品群のSciforiem®（サイフォリーム）シリーズを出展することを発表しました。このイベントは、臨床検査や体外診断薬（IVD）に特化したもので、毎年2万人弱の参加者が集まります。

ADLM 2025 の概要と意義

ADLM 2025は、臨床検査技術のエキスパートや製薬、医療機器関係者が集まる重要な国際会議です。約1,000社が集まり、最新の技術や研究成果が紹介される機会でもあります。特に近年では、AI技術やPOCT（院内即時検査）、分子診断、及び自動化機器など、最新技術が商業化され、ビジネス交流の場としても重要視されています。

artienceグループは、バイオ分野において新たなビジョンを掲げており、今回の出展はその一環として位置づけられています。2024年度より、コア技術に基づいた近赤外蛍光プローブや検査診断薬用ポリマーの販売を開始し、国際市場への事業展開を図る計画です。

出展製品の詳細

1. Sciforiem® PL 1000シリーズ

この製品は、検査診断薬用ポリマーとして、ブロッキング性や抗原抗体反応の増感効果、さらにタンパク質安定化効果に優れています。これにより、体外診断薬の精度や品質、安定性の向上が期待でき、臨床現場での高いニーズに応えることができます。

2. Sciforiem® FIシリーズ

従来の色素に比べ、少量の添加で迅速かつ鮮明な染色を提供する近赤外蛍光プローブです。細胞や脂質ナノ粒子を効果的に染色し、長時間の光安定性が特徴です。これにより、より効率的で高精度な診断が可能になります。

海外市場への第一歩

artienceグループの出展は、国内外での市場ニーズに応えるための重要な一歩です。特に、海外市場は全体の70%以上を占めると言われており、今回の「ADLM 2025」での露出は事業拡大の起点にもなります。

未来を見据えた展望

artience株式会社は1896年に創業し、以来ファインケミカル業界に多大な貢献をしてきました。医療・ヘルスケア技術の進化に伴い、これからも新たな価値を提供し続けることを目指しています。

出展製品に関する詳しい情報やアートインス株式会社については、公式ウェブサイトをチェックしてください。また、ADLM 2025に関する情報は、こちらのウェブサイトでご覧いただけます。

今回の出展を通じて、artienceグループがさらなる技術革新と市場拡大を遂げることを期待しています。