2024夏の猛暑影響
2024-10-02 12:29:47

2024年夏の猛暑が消費者行動に与えた影響とは?最新データ公開

2024年夏の猛暑が消費者行動に与えた影響とは?最新データ公開



2024年の夏は、日本各地で連日35℃を超える猛暑日が続き、気温は1991年から2020年までの30年平均値を1.76℃上回る異常な暑さとなりました。こうした極端な気温の上昇は、消費者の意識や行動にも大きな影響を与えていると言えます。

日本インフォメーション株式会社が実施した調査では、2024年の夏と昨年以前の夏を比較し、消費者の体感や行動の変化、食料品や飲料の購買動向、外出頻度に関するデータを集めました。調査対象は16歳から69歳の男女995名で、調査は2024年8月19日から20日の2日間にわたって行われました。結果は以下の通りです。

暑さについての実感


調査結果によると、9割以上の回答者が「今年の夏は昨年より暑い」と感じており、特に60代の男女層はこの実感が顕著でした。女性は男性よりも暑さを感じていることがわかり、女性60代では合わせて97.7%が暑さを実感しています。

夏バテの影響


夏バテを経験したと答えた人は約7割に達しました。中でも疲れを感じるという症状が最も多く、続いて身体の重さや不眠といった症状が報告されています。興味深いことに、対策を講じている人は実際には3割に留まっており、男女ともに年齢が上がるにつれ対策をする人は減少する傾向にありました。

特に男性60代では対策をしている人は17.6%と最も低く、逆に女性60代は41.4%と年齢が上がると対策が進んでいる様子が伺えます。

消費行動の変化


猛暑の影響を受け、食料品や飲料の購入頻度にも変化が出ました。アイスクリームの購入頻度は29.6%の人が増加したと回答しており、特に女性10代では37.5%に達しました。また、飲料水やミネラルウォーターの需要も高まっており、全体で25.9%が増加したとされています。

とはいえ、「特になし」と答える人も多く、特に50代以上の男性では半数が該当しました。この傾向は、猛暑にもかかわらず特に食料品や飲料需要が際立たない状況を示しています。

外出頻度について


外出頻度についても影響が見られます。「去年とほぼ変わらない」と感じる人が53.3%と最も多く、一方で外出が減ったと回答する人は35.2%に達しました。特に女性の10代から20代において外出を控える傾向が顕著です。

これらの調査結果を総合すると、2024年夏の猛暑は消費者の行動に大きな影響を与えたことがわかります。昨日までの認識とは異なり、日本の夏が異常な暑さであることを実感し、消費活動や生活スタイルにも変化が生じています。このような状況下で、企業や自治体における夏バテ対策の啓蒙活動が求められています。

調査概要


  • - 調査地域:日本全国
  • - 調査対象:16~69歳 男女
  • - 調査実施期間:2024年8月19日~8月20日
  • - サンプルサイズ:有効回収計 995サンプル

この調査結果についての詳細は、ここをクリックしてくださいでご覧いただけます。


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会社情報

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日本インフォメーション株式会社
住所
東京都中央区銀座3-15-10JRE銀座三丁目ビル4F
電話番号
03-3542-9441

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