フォロフライ株式会社は、京都府京都市に本社を置き、電気自動車の開発と販売を行っています。そして、全国で自動車の出張整備を手掛ける株式会社Seibiiと、2024年7月からEVメンテナンス分野での協業を開始することを発表しました。
Seibiiは自動車の出張修理市場で急成長を遂げ、2023年3月には累計出張整備件数15万台を達成しました。その背景には、800名を超える国家資格を持つ整備士が在籍していることがあり、各地での手厚いサービスを強化しています。
フォロフライは、通常の開発手法の倍となるスピードで、国内初の1トン級の電動トラックF1VANとF1TRUCKを世に送り出しました。これらの車両は、2022年9月に商用ナンバーを取得し、関東をはじめとする各地で導入が進行中です。
新協業により、両社はEVの整備や点検、修理の技術開発に取り組み、導入企業に安全で安心な運行を提供するための品質を確立することを目指します。フォロフライのCTO、阿部顕氏はこの協業によってアフターサービスの品質向上が期待されるとコメントしています。
この協業は、ただの技術的な提携にとどまらず、EV界隈において重要な一歩となります。セイビーは集約したデータを活用し、顧客満足度を向上させ、持続可能な輸送業界の発展を図る意向を持っています。
開発においては、025年の京都大学での設立以来、先駆けとなる実績を持つフォロフライが、EVトラックに対する技術的なイノベーションを追求し、他企業との協力関係を構築します。特に、アドバンスクラブを通じた整備体制の強化が重要なポイントです。
両社の連携によって、EV市場の活性化を図るだけでなく、交通の電動化を進めるための基盤作りにも貢献していく予定です。特に、各地での出張整備はそれぞれの特性を生かしたサービスを実現し、顧客の期待に応えていくことでしょう。この協業により、EVトラックの利用拡大が期待されます。
今後は、両社が持つ技術やリソースを最大限に活かし、協力し合いながら持続可能な未来に向けた取り組みを進めていくことが不可欠となります。これにより、商用EVの市場が拡大し、業界全体の成長に寄与していくことでしょう。