南海電鉄が新たにお届けする「WiFiBOX」
2025年7月16日、南海電鉄のなんば駅と天下茶屋駅に、手軽に利用できるセルフWi-Fiレンタルサービス「WiFiBOX」が導入されました。このサービスは、観光客や市民が手軽にインターネット接続を確保できることを目的としており、特に大阪を訪れる国内外の旅行者にとって非常に便利な選択肢です。
Wi-Fiレンタルの新しい形「WiFiBOX」
「WiFiBOX」は、モバイルWi-Fiルーターをセルフでレンタルできるシステムです。利用者は、予約をウェブ上で行い、駅の専用ボックスから直接ルーターを受け取るという簡単な流れで、非接触での操作が可能です。また、返却も同様に受取場所や異なる場所でも行えるため、利便性が極めて高いです。ルーターにはスマートフォンを充電できるケーブルも付属しており、移動中でも充実したネット環境をサポートします。
レンタル費用は1日840円(税込)で、無制限プラン(速度制限あり)が用意されており、手頃な価格が魅力の一つです。また、2022年にはグッドデザイン賞も受賞しており、そのデザイン性は使用時の体験を豊かにしてくれます。
便利さを支えるバックグラウンド
南海電鉄は、大阪市のなんばを拠点に関西国際空港へのアクセスを担い、日常的な移動ニーズのみならず、訪日外国人旅行者のための交通機関としても重要な役割を果たしています。最近の訪日外国人旅行者数の増加に伴い、特に観光客に対して「安定した通信環境の確保」が求められる中、「WiFiBOX」の導入が期待されています。
これによって、旅行者は空港から大阪市内へのアクセスの途中で、シームレスにインターネットを利用することができ、旅のストレスを軽減します。さらには、生活者にとっても、「月末のデータ通信量不足」や「急なリモート会議」など、多様なシーンでの活用が可能となります。
多言語対応で安心して利用
「WiFiBOX」は、英語や韓国語など、6言語に対応しています。これにより、訪日外国人旅行者が言語の壁を感じることなく、安心してサービスを利用できるのも大きな利点です。具体的な設置場所は、なんば駅の1・2番線ホーム側ATM横、天下茶屋駅の改札内自販機横に位置しています。
より広がるサービスの可能性
今後は、利用状況の分析を基に、南海電鉄沿線の他の駅にもWiFiBOXの設置が検討されています。「借りて、返せる」便利なサービスとして、より多くの駅へ展開を進めていく方針です。市民や観光客のニーズに応えるべく、全ての利用者にとって便利な選択肢を提供し続けるとしています。
企業の取り組み
このサービスを提供するテレコムスクエアは、30年以上にわたりモバイル通信サービスに力を入れ、旅行者に「安心、便利、楽しさ」を提供しています。WiFiルーターのレンタルやeSIM、プリペイドSIMカードの販売など、通信サービスに多岐にわたる分野で挑戦し続けています。
「WiFiBOX」が提供する利便性は、生活者だけでなく、訪日外国人旅行者にとっても、より快適な旅をサポートするでしょう。今後、このサービスがどのように広がりを見せるのか、注目が集まります。