インバウンドガイドが魅せる日本
2020-04-01 10:00:13

インバウンドガイドが描く日本の魅力と地域観光の未来

近年、訪日外国人が急増し、日本の観光業は大きな成長を遂げてきました。しかし、新型コロナウイルスの影響により、急激な旅行者数の減少が観光業を直撃し、ガイドの活動も大いに制約を受けています。そうした中で、インバウンドガイド協会は地域観光業の復興と発展に向けて新たな歩みを進めています。

2020年4月、同協会は「インバウンドガイドの教科書」を発刊しました。この書籍は、これからインバウンドガイドとして活躍したいと考えている人々にとっての指針となる一冊です。旅行者を迎えるために必要な知識や技能を体系的に学ぶことができるこの教科書は、ガイドを目指す人だけでなく、訪日外国人旅行者を対象にしたサービスを提供する旅行業、宿泊業、飲食業の関係者にも役立つ内容となっています。

教科書の内容は、インバウンドガイドに求められる具体的な実務ノウハウを中心に、法令や制度、訪日者が求めるサービスに関する知識も包括されています。第1部はガイドの実務に焦点を当てており、旅行者のニーズに対応するための基礎知識が網羅されています。具体的には、ガイド業務の基本、法令の理解、旅行者への配慮など、きめ細かい配信が行われています。

第2部では、日本のさまざまな魅力が紹介されています。日本の文化、歴史、伝統芸能、独自の地方文化など、多面的に日本を知ることができる構成となっています。これは、訪日外国人に対して質の高い案内を提供するための基礎知識を養う上でも重要です。

インバウンドガイド協会自体は、2019年に設立され、ガイド人材の育成を主な目的としています。多種多様な外国からの旅行者を受け入れるための体制を整え、地域観光の振興を行うことで地方創生を実現しようとしています。

同協会は、ガイドの育成みならず、地域の観光資源を生かすため、自治体や地域の企業とも連携して講座を開催するなど、積極的に活動を展開しています。また、2021年夏に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、ガイドの支援を更に強化しています。

さらに、観光庁が2020年を「助走期間」と位置付ける中、インバウンドガイド協会は、これからの観光業を支える重要な役割を担っています。このような取り組みによって、観光業の再生と地域社会の活性化が期待されます。

「インバウンドガイドの教科書」は、価格は1,800円(税別)、サイズはA5、256ページにわたる内容が盛り込まれています。これを通じて、日本の魅力を国内外に発信し、観光業の未来を切り開いていく役割がインバウンドガイドに求められています。

この教科書を手に取ることで、あなたも日本の素晴らしい観光資源を訪日外国人に伝える一翼を担うことができるでしょう。日本の魅力を深く掘り下げ、地域観光の発展に寄与するために、一緒に学んでいきましょう。

会社情報

会社名
一般社団法人インバウンドガイド協会
住所
東京都千代田区外神田6-5-11MOAビル7MO
電話番号
03-3835-9665

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