特別会場で楽しむ清元節と常磐津節の豪華共演
2026年1月28日、東京都中央区の芝浦文化財団ホール「Espace 宏」で、清元延寿太夫と常磐津文字兵衛の二人会が開催されます。このイベントは豊後節から生まれた二つの伝統芸能、清元節と常磐津節の魅力を現代に伝える企画です。両流派の名手たちによる華やかなパフォーマンスを、贅沢に設計された特別な空間で楽しむことができます。
二人会の背景
主催者のお二人は、こう語ります。「私たちにはレコードの裏面、すなわちB面があるように、B面世代なんです」と。また、この会の開催がきっかけで、一大企画としての可能性が広がりました。「キックオフ公演」と名付けられた本イベントは、一般公開されていないEspace 宏での特別な機会です。
特別な会場Espace 宏
Espace 宏は洗練された静けさに包まれたサロン空間で、来場者は清元節と常磐津節の美しい調べを心ゆくまで堪能できます。一般には公開されていないこの場所での公演は、特別な体験となるでしょう。
清元節とは
清元(きよもと)とは、江戸時代初期の初代清元延寿太夫によって始められた、日本独自の浄瑠璃スタイルです。彼は舞台上で三味線の音色に乗せて物語を語り、現代においては七世清元延寿太夫がその技を受け継いでいます。この伝統芸能は、平成26年には国の重要無形文化財にも指定され、その価値が高まっています。
常磐津節の成り立ち
一方、常磐津節は江戸時代に豊後節から派生した流派で、初代常磐津文字太夫によって1747年に創設されました。演劇的な要素と力強いリズムを持つこのスタイルは、江戸浄瑠璃の中でも特に注目されています。清元節と同じ源流を背景に持ち、非常に親密な関係にあることが特徴です。
開催情報
- - 会場: Espace 宏(芝浦文化財団ホール)
- - 住所: 東京都中央区銀座3-5-9 ShibauraCrystal(シバウラクリスタル)銀座
- - 日時: 2026年1月28日(水)
- 昼の部: 13時開演(受付・開場12時30分)
- 夜の部: 18時開演(受付・開場17時30分)
- - 入場料: 1万円(全席自由)
- - 前売り開始: 2025年12月8日
本公演は貴重な伝統芸能を楽しむ絶好の機会です。優雅な音色と歴史の重みを感じるこの特別な瞬間に、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。