ニホンジカ皮・三味線
2024-10-15 13:47:26

ニホンジカ皮を活かした三味線皮、全国販売開始!

ニホンジカ皮を使用した新しい三味線皮の誕生



日本の伝統楽器の一つである三味線。その特徴的な音色と深い文化的な背景は、多くの人に愛されてきました。しかし、近年その三味線の製造に使われる原皮の確保が難しくなっています。そこで注目を集めているのが、藤井楽器と鹿皮紙プロジェクトの共同開発による「ニホンジカ皮」を活かした三味線用皮の新たな取り組みです。この新素材は2025年1月より全国販売が開始される予定です。

共同開発の背景



東京都多摩市に本社を構える藤井楽器は、三味線用皮の製造・販売を手掛けており、その代表を務める藤井正子氏は、三味線文化の継承と発展に対する強い情熱を持っています。一方、鹿皮紙プロジェクトでは、ニホンジカの個体数調整を行い、その皮を使用して新たな素材を開発しています。この両者が協力することで、未活用の天然資源を活用した持続可能な三味線皮の開発が実現しました。

三味線の文化と進化



三味線は、16世紀にその形を完成させた楽器で、日本の伝統的な音楽である邦楽に欠かせない存在です。細い棹と胴体に張られた三本の弦が特徴的で、小動物の皮が二面に張られています。歌舞伎や浄瑠璃の伴奏にも用いられており、日本文化の重要なアイデンティティの一部を担っています。近年の社会環境の変化に伴い、三味線も新たな形でのサポートが求められています。

新素材の導入



新たに開発された三味線用鹿皮は、従来の皮と比べてより安定した供給が見込まれ、持続可能な資源利用を実現します。この取り組みは、日本の音楽教育や伝統文化を支える重要なステップとなるでしょう。

藤井楽器について



藤井楽器は、1995年に設立され、三味線用皮の販売を主な業務としています。代表の藤井正子氏は、三味線製作の知識と技術を兼ね備えた専門家。今後、鹿皮を張った三味線の演奏動画を通じて、その魅力を広く発信していく予定です。以下のリンクから、最新情報をチェックできます:
藤井楽器 Instagram

鹿皮紙プロジェクトの活動



鹿皮紙プロジェクトは、鹿皮を素材にした製品開発やカルチャースクールの運営を手掛けています。特に、鹿皮素材の革新的な利用方法を模索しており、完全予約制のショールーム「鹿皮紙と無花果」もオープン予定です。このプロジェクトにより、鹿皮の新たな価値を発見し、環境にも配慮した活動を行っています。詳細は次のリンクから確認できます:
鹿皮紙プロジェクト Instagram

この新しい三味線皮が、日本の伝統的な音楽を支え続けることを期待しています。


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会社情報

会社名
鹿皮紙プロジェクト
住所
東京都国分寺市日吉町2-15-16
電話番号
042-577-2263

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