GBP株式会社がデータセンター事業部を新設
GBP株式会社は、日本のAIインフラ改革に向けて新たにデータセンター事業部を設けることを発表しました。東京に本社を置く同社は、再生可能エネルギーやAI、IoTなどの先進技術を駆使し、グローバルに急成長を続けています。この新設された事業部は特に、AI時代におけるデータセンターの電力供給の安全性を確保するために、800VDC直流給電への移行や、高速保護協調設計などの技術的課題を解決するためのソリューションを提供します。
AI時代のデータセンターと課題
最近の調査によると、AIサーバーに対応したデータセンターの電力供給は、2025年末には約300MWから2027年には約800MWへと急増する見込みです。この需要の増加に対し、日本の電力供給やデータセンター設計には新たな技術的課題が浮上しています。
課題1:400V設計の限界
AI用GPUは、通常1,400ワットから1,800ワットの電力を消費するため、従来の400V供給では限界があります。このため、800VDC直流給電システムが必要とされています。しかし、日本の法律では750Vを超える直流電圧が「高圧」と見なされ、安全要件を満たす必要があります。これに対応するために、GBPは高性能の800VDC電源システムを提供し、国内の電気基準にも適合した製品を用意しています。
課題2:停電許容時間
AI演算クラスタは、わずか6ミリ秒の停電しか許されないため、停電事故の影響を最小限に抑えるために、高速保護協調設計が求められます。このため、GBPは、UPSやサージ保護デバイスの導入を含むトータルな電力管理ソリューションを提供しています。
課題3:国内供給逼迫
国内では800V直流対応機器の供給が限られており、特に大規模な変圧器では納期が1年を超えることもあります。GBPは、国内の製造拠点とグローバル調達を組み合わせることで、高品質で迅速な対応を実現しています。このため、各プロジェクトにおいて必要な機器をタイムリーに提供できる体制を整えています。
その他のサービス
GBPは、高度な液冷システムや設計コンサルティングサービスも提供しています。特に、AI演算を行うデータセンターでは、高密度環境に適した液冷方式が必須ですので、その設計や実装も請け負っています。さらに、各種の電気事業法に基づく設計支援も行い、コンサルティングに重点を置いています。
このように、日本国内のAIインフラ整備に向けて、GBPは技術力と供給体制を活用し、解決策を提供し続けることでしょう。今後も日本のAIインフラの進化に寄与する企業として、その役割を果たしていく姿勢を強く打ち出しています。