アンリツ、次世代通信技術に先駆ける実力を発揮
アンリツ株式会社は、次世代移動通信システム6Gに必要不可欠なFR3(Frequency Range 3)周波数帯に対応した新しいRFハードウェアオプションを開発し、販売を開始しました。この発表により、ユーザーは4Gや5Gの通信技術に加え、将来的には6G及びFR3端末の研究・開発から商用化まで、幅広く対応できるプラットフォームを手に入れることが可能となります。
次世代通信システム6Gの重要性
6Gは、現行の5Gを超える超高速通信、超低遅延、高信頼性を実現することを目指しています。国際的にも規格化の検討や商用化への取り組みが急ピッチで進められています。そしてその核心技術の一つが、広帯域を必要とするFR3周波数帯です。特にこのFR3は、7.125 GHzから24.25 GHzの範囲にあり、大容量データの高速伝送を実現しながら、広いカバレッジを保つ特性があります。
今回の発表において、アンリツの新RFハードウェアオプションは6Gの必須要素とされています。既存のFR1およびFR2帯の技術を拡張したLower FR3(7.125 GHz~16 GHz)は、国際的なルールに基づく国際無線通信会議でも議論された重要な帯域です。この動きは、今後ますます加速する見込みです。
アンリツの新RFハードウェアオプションの特徴
今回アンリツが発表したMT8000Aは、3GPP規格に準拠し、幅広い用途に対応できるテストプラットフォームです。この測定器は4G/5G端末開発を中心にRF試験やプロトコル試験、ファンクション試験を行うためのものです。これに新たにFR3に対応したRFハードウェアオプションが加わることで、6G/FR3端末の開発においても容易に導入できる利点があります。
特筆すべきは、MT8000Aに搭載された機能の幅広さです。このプラットフォームは、将来の通信技術の進化に十分に対応できるよう拡張性が考慮されており、ソフトウェアアップグレードを通じて最新技術への対応も継続的に行う予定です。
グローバルな展示会への出展
また、アンリツは新RFハードウェアオプションを「MWC Barcelona 2026」、すなわち世界最大級のモバイル通信関連展示会に出展する予定です。この機会を通じて、国際的な競争においてその技術力と信頼性を示す好機としています。
6Gとその周波数帯FR3に好影響をもたらすであろうこの新ハードウェアオプション。未来の通信に向けた技術革新が、さらなる発展を遂げることを期待せずにはいられません。
開発背景と今後の展望
6Gを実現するためには、FR3周波数帯の利用が不可欠です。特に、この帯域は端末の接続性や通信の品質に影響をもたらします。従来の4G/5G向けの測定器ではこの帯域に対応することが難しく、そのためのハードウェア機能の拡張が求められました。専用のRF試験も必要とされ、これに応える形で多機能かつ高性能なテストプラットフォームの構築が重要です。
アンリツは、通信計測に関する豊富な経験を活かし、既存の技術を進化させながら、将来の6G通信環境においても求められる性能を備えています。これからのソフトウェアのアップグレードを経て、さらなる機能の追加も計画されています。アンリツの新しいRFハードウェアが、6G通信の未来を切り拓く重要な一歩となることを期待したいと思います。