SRA OSSが新たなOSSサポートサービスを開始
概要
株式会社SRA OSSは、オープンソースソフトウェア(OSS)サポートサービスのさらなる利便性向上を目指し、2025年6月1日より改定を実施します。今回の改定では、取り扱うソフトウェアの種類を増やし、24時間365日のサポートを提供することにより、お客様の多様なニーズに柔軟に対応できる体制を整えます。
オープンソースソフトウェアの重要性
近年、OSSの商用利用が急増しています。それにともなって、ユーザーのニーズも多様化してきている中、SRA OSSはシステムインフラ全般を支えるミドルウェアを中心とした、手厚いサポートに取り組んでいます。新しいサポートが導入されることで、さらに多くの顧客がその恩恵を受けることが期待されます。
新サービスの主なポイント
主な改定内容は次の通りです。
1. 対応ソフトウェアの拡充
新たに対応するソフトウェアには、以下のものが含まれます。太字で示されたソフトウェアは今回の改定からのお取り扱いです。
- - アプリケーションサーバ: Tomcat
- - Webサーバ: Apache httpd、Nginx
- - メールサーバ: Postfix, sendmail, Dovecot, Courier-IMAP
- - LDAPサーバ: OpenLDAP, 389 Directory Server
- - DNSサーバ: BIND
- - NTPサーバ: Chrony
- - FTPサーバ: ProFTPD
- - キャッシュサーバ: Squid
- - ロードバランサ / リバースプロキシ: Nginx, HAProxy
- - セキュリティ: OpenSSL
- - NoSQL: Memcached, Redis, Cassandra
- - データベースサーバ: SQLite
- - HAソフトウェア: Pacemaker/Corosync, Keepalived
- - ストレージ・ボリューム管理: DRBD, LVM, MD(Software raid)
- - ログ管理・収集: Fluentd(fluent-package), Rsyslog
- - プロジェクト管理: Redmine
- - バージョン管理システム: Git, Subversion
2. 24時間365日プレミアムサポート
新サポートプランでは、対象ソフトウェアにおいて24時間365日、ヘルプデスクと障害対応が行われます。特に、プレミアムサポートを利用することで、30分以内にお客様からの一次回答が保証されます。これによって、顧客は迅速に問題を解決できる安心感を得られます。
3. プラットフォームの変更
新たにRocky LinuxやAmazon Linux、Windowsといったプラットフォームが追加され、より多くの環境においてサービスを利用できるようになりました。
SRA OSSについて
SRA OSSは25年以上にわたってOSSのサポートを行っており、サポート専用のWebシステムを独自に開発し、30種類以上のOSSに対応する専門チームを構築してきました。サポート事業のほかに、コンサルティングやトレーニング、OSSの研究開発なども行っています。また、2024年8月より株式会社NTTデータグループからの出資を受け、サービスのさらなる強化を図る予定です。
おわりに
SRA OSSの新しいOSSサポートサービスは、これからも多様化するお客様のニーズにお応えし、信頼性の高いサポートを提供していくことでしょう。顧客のシステム基盤の運用を支援する役割を果たすため、これからもさらなる進化を続けていきます。また、技術情報の発信も行っており、様々なOSS関連の情報を提供しています。興味のある方は、公式サイトをご覧ください。
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