自動翻訳シンポジウムの重要性と期待
2020年3月11日、東京都中央区のコングレスクエア日本橋で「第3回 自動翻訳シンポジウム~自動翻訳と翻訳バンク~」が開催されます。本シンポジウムは、総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が主催し、AIや自動翻訳に関する様々な講演が行われる重要なイベントです。
日本は、世界の「言葉の壁」を打破することを目指したグローバルコミュニケーションプランを進めています。その中で、NICTは音声やテキストの翻訳技術に力を入れ、翻訳精度の向上に資するデータの収集に取り組んでいます。これまでの取り組みにより、同機関はニューラル機械翻訳技術を導入し、翻訳の高精度化を進めていますが、分野によっては翻訳データが不足しているという課題も浮上しています。
この状況を受け、NICTは新たに「翻訳バンク」を設け、様々な分野からの翻訳データを集めて活用することに着手しました。この取り組みにより、翻訳データの収集だけでなく、その社会実装も期待されています。
シンポジウムでは、各分野の専門家たちによる講演が行われます。基調講演には東京大学の松尾教授が登壇し、「若手・ベンチャーが引っ張る日本のAI」をテーマにお話しされる予定です。また、NICTの隅田フェローが、翻訳バンクの進捗と今後の展望について発表し、さらには東京工業大学の岡崎教授が「AIによる言語処理の革命」についての講演を行います。
シンポジウムでは、19社の翻訳に関連する企業が出展し、最新の翻訳技術を体感することができるブースも設けられます。参加者は、これらの技術に直接触れる貴重な機会を得ることができます。
概要
- - 日時: 2020年3月11日(水)15:00~17:00(受付開始: 14:00)
- - 会場: コングレスクエア日本橋(東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル)
- - 参加費: 無料
- - 定員: 400名
- - 主催: 総務省、NICT
- - 後援: 内閣府、法務省、外務省など
興味のある方は、ぜひお早めに申し込みを行いましょう。自動翻訳技術の未来を切り開く大きな一歩をともに見届けるチャンスです。
お問い合わせ先
自動翻訳シンポジウム事務局(東京都中央区築地3-7-10 JS築地ビル5F, 株式会社アルファネット内)
TEL: 03-6228-4191
E-MAIL: h-bank@alfanet.jp