廃校再生プロジェクト:熊本・山鹿市に誕生する「YAMAGA BASE」
熊本県山鹿市に、地域活性化の象徴となる新たな施設が誕生します。2024年4月オープン予定の「YAMAGA BASE」は、143年の歴史を持つ旧千田小学校を再生した、コワーキングスペースと宿泊施設を備えた複合施設です。このプロジェクトは、人口減少と産業衰退に悩む山鹿市の課題解決に向けた取り組みとして注目を集めています。
コワーキングスペース、宿泊施設、そして地域の魅力
「YAMAGA BASE」は、単なる仕事場や宿泊施設にとどまりません。コワーキングスペースは、時間単位での利用や月額会員制度を用意し、Wi-Fiや電源、ドリンクサーバーなども完備。緑豊かな環境で快適に仕事に取り組めます。レンタルスペースは、会議室やイノベーションスタジオ、キッチンスタジオなど、旧校舎の特色を活かした多様な空間を提供。宿泊施設は、カプセルタイプやドミトリータイプのほか、将来的には教室や戸建ての離れなども検討しています。宿泊者はコワーキングスペースやシャワーブース、ラウンジを無料で利用できます。
さらに、施設のデザインには山鹿温泉や古墳、伝統工芸品、ワインなど、地元の魅力がふんだんに盛り込まれています。リラックススペースやライブラリーは、山鹿の街並みや装飾古墳をモチーフとしたデザインで、地域との一体感を演出。施設全体を通して、「この場所でしか味わえない」特別な体験を提供することを目指しています。
地域再生への貢献とクラウドファンディング
「YAMAGA BASE」の設立は、やまがBASE株式会社が中心となって推進。同社の共同代表である中原氏は、ハーバード大学留学中に体験したイノベーション施設から着想を得て、このプロジェクトを立ち上げました。2022年2月から本格的に始動し、2023年7月に山鹿市から旧校舎の譲渡を受け、ついにオープンが目前に迫っています。
現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて、施設利用権や会員権などを先行販売。目標金額は300万円で、開業資金やオープニングイベント費用などに充当されます。このクラウドファンディングは、単なる資金調達だけでなく、「YAMAGA BASE」の価値を広く知ってもらう機会として、地域活性化への大きな一歩となるでしょう。
未来への投資:多様なリターンと今後の展望
クラウドファンディングのリターンは多様です。YAMAGA BASEの宿泊権や施設利用権、会員制コミュニティのメンバーシップのほか、オリジナルTシャツや地元産スイカ、施設ツアーなど、魅力的な特典が用意されています。
「YAMAGA BASE」は、単なる施設のオープンにとどまりません。コワーキングスペースを通じて起業家やビジネスパーソンを呼び込み、地域住民との交流を促進することで、山鹿市の活性化に貢献。廃校という負の遺産を、地域再生のシンボルへと変貌させる、持続可能な取り組みとして、今後の発展が期待されます。
YAMAGA BASE公式情報
Makuakeプロジェクトページ: https://www.makuake.com/project/yamagabase/
Instagram:
https://www.instagram.com/yamagabase/
note: https://note.com/yamagabase
Youtube:
https://www.youtube.com/@yamagabase