牛窓オリーブ園から世界が注目する新オリーブオイル
2024年12月1日、日本オリーブ株式会社が新たにリリースするのは、「エキストラバージンオリーブオイルうしまどスペリオル」です。このオリーブオイルは、岡山県瀬戸内市の牛窓町の自社農園で栽培されたミッション種とマンザニロ種を用いており、早摘みのオリーブから作られています。商品の予約は11月29日から開始され、ダイレクトな購入方法としては、牛窓オリーブ園内直売店やオンライン通販があります。
このオリーブオイルの魅力は、「オリーブらしさ」を追求しつつも、香りや味のバランスを重視している点です。「苦み」や「辛み」の強さが特徴であり、多様な香りを持つオリーブの果実から生まれています。牛窓オリーブ園で育ったオリーブならではの独特な風味を持ち、それぞれの年によって品質が異なるため、毎年最良のオリーブオイルを目指して進化を遂げています。
高品質を意識した栽培と採油プロセス
特に、「うしまどスペリオル」の製造過程において重要視されているのは、厳格な栽培管理と迅速な採油です。今年は特に気温が高く、収穫時期におけるオリーブ果実の温度管理には難しさがありました。果実は日当たりの良い最適な場所で育てられ、成熟度を見極めたうえで、一つ一つ丁寧に摘み取られていきます。
収穫後であっても、迅速な採油が求められます。オリーブ果実の風味を最大限に生かすために、採油は収穫から4時間以内に行われ、加水は一切行わず、衛生管理にも細心の注意が払われています。果実の温度管理に成功した際にのみ得られる風味は、まさにこのオリーブオイルの価値を高める要因となっています。
複数の品種をブレンドし、調和を生む
テイスティングでは、ミッション種とマンザニロ種の組合せが、絶妙なバランスを生み出す結果となりました。この組合せによって、特有の風味と香りのハーモニーが実現され、他にはない味わいを提供します。また、これまで数年間で受賞した数々の賞は、このオリーブオイルの品質の証明でもあります。2019年から2023年に至るまで、全国及び国際的なコンペティションで数多くの賞を受賞しています。
牛窓オリーブの背景と企業の歴史
日本オリーブ株式会社は1949年に設立。オリーブの栽培を通じて、景観の保護と地域の活性化を目指してきました。創業者の服部和一郎は、戦後の食糧難に際し、オリーブの可能性に目をつけ、地域にオリーブを広げていくことを決断しました。現在では、オリーブの魅力を世界に発信し、特に観光名所として多くの訪問者を迎える牛窓オリーブ園となっています。
この冬、「エキストラバージンオリーブオイルうしまどスペリオル」を試し、牛窓の豊かな自然が育んだオリーブの味わいを体感してみてはいかがでしょうか。新たなオリーブオイルの風味が、食卓を華やかに彩ります。