山口・周南市で自動運転バス導入、スマートバス停がスタート

周南市動物園前にスマートバス停が登場

山口県周南市では、2025年11月20日から「スマートバス停」が運用されることが決定しました。この取り組みは、地域の交通の進化を目指したもので、徳山動物園南バス停で自動運転EVバス実証実験と連動しています。

自動運転バスの実証実験

昨年度、周南市では徳山駅前にて自動運転EVバスの実証実験を行い、その際に実施された「スマートバス停」の試みが、市民から高く評価されました。この好評を受けて、2024年度に導入されることが決定し、約1年後の本格運用に向けて準備が進められています。

このプロジェクトでは、山口県が主導し、周南市や防長交通、NTT西日本と連携し、交通の利便性を高めるべく取り組んでいます。今年度中には、夜間の運行や信号との連携等、実用化に向けた様々な検証が行われ、安全性や運行効率の向上を目指しています。

スマートバス停の特長

今回導入される「スマートバス停」では、バスの現在地や乗り場案内をリアルタイムで提供することができます。具体的には、バスが停車する場所や接近情報を表示し、利用者に分かりやすく案内します。また、今後の運行についてのお知らせも表示されるため、ユーザーにとって利便性が高いサポートが期待されています。

「スマートバス停」は、特に子どもや若者が多く訪れる徳山動物園南バス停に設置されるため、多くの人々の交通を支える役割を果たすことになるでしょう。

実証運行のスケジュール

自動運転EVバスの運行は、2025年11月20日から12月19日までの期間に行われます。この期間中は、地域住民の皆様に新たな交通手段を体験していただくことができ、既存の交通システムへの影響や改善点を見つけることができる貴重な機会となります。

実証運行が終了した後も、「スマートバス停」は撤去されることはなく、一般の路線バスの停留所として活用され続ける予定です。このことにより、地域の交通インフラの強化に寄与することが期待されています。