新潟会計ビジネス専門学校(新潟市中央区)の卒業生である佐々木遥人さんが、令和6年6月に行われた「文部科学大臣賞 令和5年度全経検定試験成績優秀者表彰式」において、コンピュータ会計能力検定試験1級で満点合格を果たし、文部科学大臣賞を受賞しました。
佐々木さんは、全国経理教育協会(全経)主催の検定試験で、令和5年度(第46回・47回合計)の受験者1,575名(うち1級受験者83名)の中から、見事満点合格を達成しました。同校では、一昨年の「消費税法能力検定1級」、昨年の「コンピュータ会計能力検定試験1級」に続き、3年連続の文部科学大臣賞受賞となりました。
佐々木さんは、新潟会計ビジネス専門学校を卒業後、令和6年4月より株式会社小林設計に営業部として勤務しています。学生時代には、1年次で「日商簿記検定2級」、「全経簿記検定1級」を取得、2年次で「Microsoft Office Specialist」、全国経理教育協会主催検定「コンピュータ会計能力検定2級、1級」を取得するなど、高い学習意欲と能力を発揮していました。これらの経験は、現在の業務にも活かされています。
佐々木さんは、コンピュータ会計能力検定試験について「2年次の12月に受験し、1月に満点合格の知らせを受けたときは、まさか自分が満点を取れるとは思わず、驚きと不思議な感覚でいっぱいでした。学校の先生と一緒に対策を立てて、わからないところは教えてもらったおかげで、満点合格を達成できたと思います。」と振り返りました。
現在、佐々木さんは営業職として、建築にかかる必要な費用を算出する積算業務などに携わっています。見積もりを出す際には、コンピュータ会計能力検定で培った正確な金額を出す作業や、簿記で学んだ知識が役立っているそうです。「今後は、現在の仕事に慣れていくために、学生時代に得た努力する力や資格を活かして頑張っていきたい」と意気込みを語りました。
コンピュータ会計能力検定試験は、企業で実際に利用している会計ソフトを用いた検定試験です。会計事務の日常処理に重点を置いているため、就職試験で「何ができるか」をアピールできます。レベルは「初級」から「1級」までの4段階で、1級では会計ソフトの基本操作に加え、高度な知識や表計算ソフトの操作も必要となります。新潟会計ビジネス専門学校では、1級の試験対策として、単元ごとに「今重要な知識・スキルは何か」「実務ではどのように使われているのか」等を伝え、一通りの講義が終了した後は、検定対策を中心に過去問題を繰り返し解くことで、問題のパターンや操作に慣れるよう指導してきました。
新潟会計ビジネス専門学校は、NSGグループに属する専門学校です。NSGグループは、教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に、健康・スポーツや建設・不動産、食・農、商社、広告代理店、ICT、ホテル、アパレル、美容、人材サービス、エンタテイメント等の幅広い事業を展開する110法人で構成された企業グループです。それぞれの地域を「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指して、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに、地域を活性化する事業の創造に民間の立場から取り組んでいます。