千葉県成田市にある福祉の複合施設「風の村なりた」が、リニューアルオープンしました。この施設は、地域との絆を深めながら、あらゆる人々が支え合って生きていける環境を整えることを目的としています。
リニューアルで拡充されたサービス
「風の村なりた」は、長年運営されてきた既存のサービスに加えて、新たに「小規模多機能ハウス」、「重心通所」、「重心相談事業所」、「訪問看護ステーション」などのサービスが新設され、より幅広いニーズに応える体制が整いました。利用者の方々は、24時間365日安心して必要なサービスを受けることが可能です。
地域交流スペース「ザ・土間」
リニューアルの大きな特徴の一つは、地域交流スペース「ザ・土間」の設立です。この空間では、地域の方々が集まり、地元の高校生が育てた野菜を販売したり、お茶を飲んだりすることができます。また、気軽に立ち寄れる憩いの場としても開放され、地域住民同士の交流を促進しています。
参加型の農業体験
「風の村なりた」には菜園もあり、利用者自身が作物を育て収穫することができます。この活動を通じて、地域の方々が自然と触れ合いながら、自分の手で生活を豊かにする経験を得られることを目的としています。
知識と遊びの場として
「風の村なりた」は、単なる医療や介護の場ではなく、地域の福祉を向上させるための学びや交流の場としても機能します。利用者や地域住民が一緒に参加できるセミナーやワークショップも計画されており、知識の共有やビジョンの拡充が図られています。
専門の支援が充実
「小規模多機能ハウスなりた」では、利用者の状態や希望に応じて「通い」「泊まり」「訪問」といった柔軟な支援を行っています。また、「重心通所なりた」では、重症心身障がいの方への一対一の支援が行える体制を整えており、安心して生活できる環境が提供されています。
医療的サポートの充実
「訪問看護ステーションなりた」でも、病気や障害を抱える方が安心して自宅で生活できるよう、医療専門職による手厚い支援が行われています。この体制は、入浴や排泄のサポート、さらには病状の管理など多岐にわたります。
新型コロナウイルス対策
新型コロナウイルスの影響を考慮し、徹底した感染防止策が講じられています。入館時には消毒や検温が必須で、利用者と職員は日々の体調管理を行い、常に健康状態を確認しています。
地域密着の福祉の実現へ
「風の村なりた」がどのように地域福祉を支え、住民の生活の質を向上させるか、その取り組みに注目が集まります。地域住民がこの施設を通じて互いに支え合い、共に成長していく姿が期待されます。
この福祉の複合施設が、地域にとっての新しい拠点となり、誰もが安心して暮らせる環境づくりに貢献することを願っています。
施設情報
- - 法人名: 社会福祉法人生活クラブ(生活クラブ風の村)
- - 所在地: 千葉県成田市大竹370-5
- - お問い合わせ先: TEL 0476-28-5544
JR下総松崎駅から徒歩5分の好立地に位置するこの施設は、地域の人々に開かれた場所であり、訪れるすべての人々に温かい接遇が待っています。是非、一度足を運んでみてください。