相模鉄道が行う異常時総合訓練で安全確保を強化

相模鉄道による異常時総合訓練の実施

訓練の概要

2023年10月9日、相模鉄道株式会社は神奈川県大和市に位置する相模大塚駅で、「異常時総合訓練」を行いました。この訓練は、最近増加する自然災害や鉄道トラブルによる事故に備えるために実施され、お客様の安全が最優先事項とされています。

重大事故を想定

この訓練は、特に踏切での障害事故を想定して実施されました。具体的には、下り特急列車が笹谷駅と大和駅の間にある踏切で、トラックと衝突し脱線するというシナリオで行われました。この訓練の参加者は約200名で、相模鉄道から180名、大和市消防本部や大和警察署からも参加しました。

訓練の内容

訓練の主な内容には、以下の項目が含まれていました。
1. 避難誘導訓練: 参加者は、事故に遭った列車内からお客様を安全に避難させる方法を学びました。
2. 復旧作業: 脱線した車両をレール上に戻すための訓練や、損傷箇所の早期復旧に関する手順が確認されました。
3. 情報伝達: 消防や警察との連携を強化するため、情報収集や通報訓練も行われました。これにより、異常時に迅速かつ正確な情報を共有する能力が向上しました。

安全への取り組み

相模鉄道では、異常時総合訓練に加え、津波対応訓練やトンネル内火災避難訓練など、多様なシナリオを考慮した訓練を定期的に実施しています。これらはすべて、お客様により安心して利用していただける鉄道サービスの提供を目指すものです。また、訓練後には、関係者間でのフィードバックを行い、次回以降の改善点を洗い出しています。