欧州eCall規格の適合検証に成功したアンリツとLG社
アンリツ株式会社とLG Electronics Inc.(以下、LG社)は、Hybrid eCallに対応したLG社の車載システムについて、【Hybrid eCallの欧州認証規格EN 18052:2025】に適合することを成功裏に検証しました。この成果により、進化するセルラーネットワーク環境下でも安定した緊急通報サービスの提供が可能であることが確認されました。
この検証に際して、アンリツが開発したHybrid eCall評価ソリューションを用い、業界初の認証を取得。これにより、回線交換方式(2G/3G)とパケット交換方式(4G/LTE IMS)が共存するネットワーク環境において、eCallサービスのエンドツーエンドの動作を検証。検証の結果、LG社の車載システムはHybrid eCallに求められる機能および相互運用性の基準を満たしていることが確認され、移行中のネットワークでも緊急通報サービスが維持できることが明らかになりました。
Hybrid eCallは、従来の回線交換ネットワークとの互換性を確保しながら、パケット交換ネットワーク内で次世代のeCall(NG eCall)を可能にするよう設計されています。特に、欧州においては新型車の型式認証時にNG eCallとの互換性が要求されており、異なるネットワークの環境でのHybrid eCallの動作検証は、自動車メーカーにとって重要な規制遵守の指標となっています。
アンリツのIoTテストソリューション事業部長である星野真司氏は、以下のように述べています。「Hybrid eCallでは、高度な機能要件と相互運用性が求められます。今回のLG社との共同検証を通じて、Hybrid eCallの適切な実装と、最新の欧州規格への適合性を確認できました。」と強調しました。
LG社のコネクティビティ開発を担当するVice President、Kim Hong-doc氏は「この検証により、欧州でのNG eCallへの移行期でも、当社の車載システムがHybrid eCallの要求を満たしていることを確認しました。アンリツとの協力によって、最新欧州規格に準拠したeCallの性能検証を実現できたことは非常に重要な成果です。」とコメントしています。
さらに、今回のHybrid eCall測定システムは、2026年にスウェーデン・ヨーテボリで開催された5G Automotive Association(5GAA)のイベントにおいて、実際のネットワークでの進行に伴う規格対応のeCall検証デモとして公開される予定です。
LG Electronics, Inc.について
LG Electronics, Inc.は、世界中で75,000人以上の従業員を擁し、テクノロジーとコンシューマーエレクトロニクス分野で事業を展開しているグローバル企業です。この企業は、Home Appliance Solution、Media Entertainment Solution、Vehicle Solution、Eco Solutionの4つのカンパニーで構成され、自動車向け部品やソリューションを含む様々な製品を提供しています。最新のニュースは公式ウェブサイトで確認できます。
LG社のモビリティソリューション
LG Electronics Vehicle Solution Companyは、モビリティ分野において独自のイノベーションを進めており、自動車業界向けにヘッドユニット、ディスプレイ、コネクティビティ、ADAS向けのビジョンシステムや、AIと自動車工学を融合したソフトウェアソリューションを提供しています。詳細情報は公式サイトでご覧ください。
このように、アンリツとLG社が手を組むことで、今後も様々な技術革新が進んでいくことが期待されます。