Y＆Mと三優堂が結束、伝統文化を世界に発信する新プロジェクト

日本の伝統文化を世界へ

Y＆M株式会社と三優堂株式会社が、この度、日本の伝統文化を国際的に発信するための協業を開始しました。Y＆M株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：Mio Yagi）は国際会議の運営や海外VIPのアテンド業務を専門としており、三優堂株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：赤津陽一）はウェブサイト・動画制作を通じて地域の祭り文化のデジタル発信に力を入れています。

大きな期待が寄せられる協業の背景

最近、海外から日本の伝統行事や文化への関心が高まっています。「地域でしか味わえないリアルな文化体験」が特に注目されており、外国人観光客にとっての重要な旅行目的とされています。しかし、日本の地方都市での言語の壁や情報発信の不足により、外国からの観光客を受け入れる体制が限られています。これに対応するため、Y＆Mの国際的なネットワークと三優堂の豊富な祭礼文化の知識を組み合わせ、地域文化を観光コンテンツとして発信する体制を整えます。

具体的な取り組み

1. 多言語ウェブサイトと動画コンテンツ制作

この協業の第一弾として、茨城県の石岡市で秋に行われる伝統行事「石岡のおまつり」（正式名称：常陸國總社宮例大祭）の訪日外国人向けデジタル情報発信体制を構築しています。これに合わせて、ウェブサイト制作や動画コンテンツが多言語で展開され、海外の観光客がイベントを理解し参加しやすくなります。

2. 外国人向け広報資料の制作

外国人観光客が訪れる際に必要な広報資料や映像プロモーションの企画、実施も進められます。これにより、石岡のおまつりの魅力がより広く伝わり、メディアを介して情報が発信されます。

3. 富裕層向けツアー造成

海外エージェントとの連携により、富裕層向けのツアーも構築していきます。高級感あるプランが提供されれば、新たな観光需要が生まれることが期待されています。

4. 周遊型プランの構築

地域の宿泊施設や飲食店との連携を強化し、周遊型の観光プランも整備していく方針です。観光客が滞在中に地域の魅力を存分に楽しめるよう、移動手段や食事も含めたプランの提案が行われます。

今後の展望

2023年秋には「石岡のおまつり」の英語情報が発信され、これがプロジェクトのスタートとなります。今後は他の地域の伝統行事や観光資源とも連携しながら、広域的な文化観光プラットフォームを開発していく予定です。両社は地域の文化を守り次世代へ繋ぐため、持続可能な観光と文化発信のあり方を模索し、インバウンド需要の新たな可能性を切り開いていく考えです。