ヘッドウォータースとBTMがAIエージェント事業を本格始動
AIソリューションを提供する株式会社ヘッドウォータース(東証グロース4011)とDX推進を行う株式会社BTM(東証グロース5247)が、生成AIを中心としたAIエージェント事業での協業を開始しました。この提携により、業務効率化を目指す企業のニーズに応えることを目的としています。
提携の背景
近年、生成AI技術の活用が各業界で急速に進んでおり、特に大型企業や中堅企業においては、業務の効率化やサービスの高度化に向けたAIエージェントの導入が求められています。このような背景の中、ヘッドウォータースとBTMは2024年11月に資本業務提携を締結し、AI人材の育成やプロジェクトの共同開発で協力関係を強化してきました。
具体的な成果
提携の成果として、ヘッドウォータースが開発したAIエージェントが複数の金融機関や製造業において実証されています。特に、同社が蓄積したRAG(Retrieval Augmented Generation)技術を活用することで、99%超の応答精度を誇るAIエージェントが実現されています。この成功はBTMにとっても新たなビジネスモデルの事例となり、今後は既存顧客基盤への展開を進めていく予定です。
新たな取り組み
さらに、両社は次世代型のデータ活用基盤を構築する新規サービスの企画に取り組んでいます。その中核をなすのは、マイクロソフトの「Microsoft Fabric」を活用したデータプラットフォームで、データの蓄積から分析、AI活用をスムーズに行うことができる環境を提供します。これは、企業内外に分散したデータを集約し、より高次の分析を可能にします。
人材育成とエンジニアリング
ヘッドウォータースとBTMは、協力によってAIエンジニアの育成にも力を入れています。特に、Microsoft AzureやAzure AIに関する技術支援プログラムを通じて、両社のエンジニア数を増加させており、大規模なAI案件に対しても柔軟に対応できる体制を整えています。
未来への展望
この提携を通じて、両社はAIに特化したサービスの展開をさらに加速していくことを目指しています。今後も新たなサービスの共同開発や、大手企業とのパートナーシップを強化し、両者のシナジーを高めていくことで、全国へのAIソリューション展開をスムーズに進めることを計画しています。これにより、企業の競争力向上を実現し、成長を図っていく意向です。