株式会社クオリアがWBE認証を取得
株式会社クオリアが、業界初のサプライヤーダイバーシティ国際認証「WBE(Women’s Business Enterprise)認証」を取得しました。この認証は、女性が51%以上の株を所有し、経営を行っている企業に与えられます。これにより、クオリアはダイバーシティ&インクルージョン(包括)を推進し、仕入先全体での多様性の達成を目指しています。
クオリアとWBE認証の意義
女性経営者や彼女たちが運営する企業は、サプライヤーダイバーシティの重要な要素です。とりわけ、日本の市場では女性の購買決定権が74%に達する一方で、女性が経営する企業の取引機会が非常に限られている現状があります。大企業や政府が女性が所有する企業を受け入れる割合がわずか1%という厳しい状況も背景に、クオリアはこの認証取得を通じて、女性の起業家精神を活かし、経済的不平等を少しでも解消していこうと考えています。
クオリアの社是である「多様性を組織の力に変える」という理念のもと、さまざまな研修プログラムやコンサルティングサービスを展開し、組織内のダイバーシティを実現しています。特に、アンコンシャス・バイアストレーニングや組織開発プログラムは、多様性の定着に向けた重要な取り組みとして位置づけられています。
ウィコネクトインターナショナルの役割
ウィコネクトインターナショナルは、女性経営者を対象にした国際的なNPOで、サプライヤーダイバーシティの推進に向けた活動を行っています。日本支部は2018年に設立され、国内の女性経営者が国際的に成長できるよう支援しています。WBE認証は、ウィコネクトインターナショナルの認定を受けた中小企業がグローバルに展開するための重要なステップです。
日本におけるダイバーシティの現状
2021年のジェンダー・ギャップ指数で、日本は156か国中120位と、特に経済と政治において大きな格差が指摘されています。この状況を打破するためにも、クオリアは自社の活動を通じて、サプライヤーダイバーシティを推進し、経済の不均衡を解消していく意義があります。特に、SDGsの目標「5、ジェンダー平等を実現しよう」や「8、働きがいも経済成長も」に貢献することを真剣に考えています。
今後の展望
今後、クオリアは、このWBE認証を活かし、大企業と女性経営者とのマッチングや、必要なリソースを提供していく計画です。多様なバックグラウンドを持つ企業が取引先に選ばれることで、より豊かな経済環境を築くことができると信じています。また、様々なイベントや研修を通じて、より多くの企業がダイバーシティを意識し、実践するようになることを目指しています。
会社概要
株式会社クオリアは2006年に設立され、大阪市に本社を構えています。代表者の荒金雅子氏のもと、ダイバーシティ推進のための多様なサービスを展開しており、今後もさらなる挑戦を続けていく予定です。詳しい情報は
こちらから確認できます。必要に応じて、電話やメールでのお問い合わせも受け付けているため、不明点があれば気軽に連絡できます。