新型複合機WS-700VP
2025-05-27 11:52:08

アマダマシナリーが新型形鋼ドリル・バンドソー複合機WS-700VPを発表

株式会社アマダマシナリーが新製品を発表



2023年6月中旬、株式会社アマダマシナリー(本社:神奈川県伊勢原市)は新しい形鋼ドリル・バンドソー複合機「WS-700VP」の販売を開始します。この新製品は、特に建設や鋼材業界における近年の人手不足に対応した設計となっており、工程集約による省スペース化と効率化を追求しています。

形鋼ドリル・バンドソー複合機の特長



「WS-700VP」は、700サイズの多様な形状のワークに対応可能です。例えば、H形鋼やチャンネル、アングル、コラムなどを連続加工し、角度切断も実現します。その最大の特長は、穴あけと切断のプロセスを1つのマシンに集約することで、これまで必要だった複数の機械を一台で代替えることです。これにより、設置スペースは約30%の削減が可能となり、作業環境の改善に寄与しています。

特に注目したいのは、3軸ATC(自動工具交換)装置の搭載です。この装置によって、作業者は手動でのドリル交換が不要となり、段取り時間の短縮が図れます。ATC装置は、異なる種類の工具を各8本格納できるため、様々な加工に対応可能です。また、作業中でも待機軸のドリルの自動交換が可能で、加工時間全体の短縮も期待されています。

逆仰角切断方式による高精度加工



WS-700VPは、逆仰角切断方式を採用しており、製品の下面バリの発生を大幅に抑制することが可能です。この方式により、切断面の精度が向上し、切粉の持ち込みも減少します。さらに、0°から最大45°まで自動的に角度切断ができるため、より柔軟な加工が実現します。

自走式送材装置と自動搬出入装置



加工精度を高めるために、送材装置は自走式キャレッジを採用しました。これにより、ワークの位置決めが正確に行えるようになり、最大12000mmのストロークでスムーズに送材が実現しています。また、オプションとして用意される自動搬入と搬出装置を使用することで、ワーク搬入から製品仕分けまでの工程を自動化し、作業者の負担を大幅に軽減することが期待できます。

仕様と販売情報



  • - 機種名: WS-700VP
  • - H形鋼最大加工能力: 700×300×13/24mm、400×400×13/21mm
  • - 山形鋼最大加工能力: 250×250×35mm
  • - 溝形鋼最大加工能力: 380×100×13/20mm
  • - 角形鋼管最大加工能力: 400×400×16.0mm外R35以下、600×200×12.7mm外R35以下
  • - 平鋼最大加工能力: 500×32mm
  • - スピンドル軸数: VRL各1軸
  • - ATC: VRL各軸装備、収納本数各8本
  • - 販売価格: 124,200千円(税別)

アマダマシナリーは、WS-700VPの販売により、ますます進化する製造現場を支え、顧客のニーズに応じた製品開発を続けていく所存です。今後も同社の製品にご期待ください。


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会社情報

会社名
株式会社アマダ
住所
神奈川県伊勢原市石田200
電話番号

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