出雲市がひとり親家庭を支えるための募金活動を開始！

出雲市が立ち上げる新たな支援活動

島根県出雲市では、ひとり親家庭の子どもたちに、1日3回の食事を届けるための募金活動が始まります。この活動は「しまねテーマ募金」という仕組みを利用し、2025年1月9日に出雲市社会福祉センターでの活動開始式を皮切りに行われます。目標額は100万円。食の欠如が見られる家庭への支援を強化するため、多くの人々の参加が求められています。

活動開始式の詳細

活動開始式は2025年1月9日（木）13時30分から、出雲市社会福祉センター3階31号室で開かれます。この会では、主催者である出雲市共同募金委員会からの挨拶や、テーマ募金の概要説明、参加団体による活動説明、さらには質疑応答が行われる予定です。この取り組みがひとり親家庭の現状を改善する一助となることを祈ります。

ひとり親家庭の現状

現在、出雲市のひとり親世帯における食事の取り組みは非常に厳しい状況にあります。一日三食が確保できない家庭が実際に存在しており、現在、出雲市を中心に約190世帯が「コミュニティフリッジ出雲」というフードバンクに登録して支援を受けています。この団体は、物価の高騰に伴い、支援食品の確保が難しい環境下で、必要な支援を安定的に提供し続けることを目指しています。この募金活動は、そんな現状を打開するための新たな一歩と言えるでしょう。

しまね子ども支援プロジェクトの取り組み

「しまね子ども支援プロジェクト」は、2023年9月に設立され、ひとり親家庭の支援を目的とした活動を行っています。この任意団体の大きな特徴は、24時間営業のフードバンクを運営していることです。登録された家庭は、自由な時間に訪問し、必要な物資を受け取ることができます。1年半の運営を経て、安定的にお米や野菜、生活用品を提供できているものの、まだまだ多くの課題が残っています。

寄付の方法と今後の展望

この募金の寄付は、島根県共同募金会のサイトを通じて行うことが可能です。募金活動を通じて、ひとり親家庭の実態や「しまね子ども支援プロジェクト」の活動を広く知ってもらうことも目的としており、地域全体で支援の輪を広げていくことが期待されています。

出雲市でのこの取り組みは、地域住民や企業と協力して行われます。ひとり親世帯の生活が少しでも楽になるよう、皆さんからの温かいご寄付とご協力を心よりお待ちしています。今回の募金は、単に物資を提供するだけでなく、地域社会全体の意識を高め、貧困の現実を知ってもらう良い機会でもあります。