ヨークベニマル、業務効率化を実現するスキャンディット導入を発表
スキャンディット導入で業務効率化が進むヨークベニマル
2025年3月、東京都渋谷区に本社を構えるスキャンディット合同会社は、福島県を中心にスーパーマーケット事業を展開する株式会社ヨークベニマルが、自社の売価チェックアプリ及び青果電子棚札アプリにスキャンディットの技術を採用したことを発表しました。この取り組みは、店舗業務のデジタルトランスフォメーション(DX)を進めるうえで、大きな一歩となっています。
背景と課題
ヨークベニマルのスーパーマーケットでは、従来、商品の価格変更作業が手作業で行われており、顧客に対して正確な情報を提供するためには、時間と手間がかかる業務でした。古い価格の札を新しくする際には、開店前の忙しい時間帯に店舗スタッフが一つ一つ目視で確認し、作業表に記入する必要がありました。そのため、価格の変更ミスが発生した場合、顧客に迷惑をかけるリスクも伴っていました。このような業務の負担を軽減し、正確で迅速な対応が求められたのです。
スキャンディットの導入
スキャンディットを適用したことで、ヨークベニマルではスマートフォンを使ったバーコードスキャンが可能になりました。特に便利な一括スキャン機能により、緊急時の作業効率が飛躍的に向上したのです。従来は熟練した社員でも棚一つをスキャンするのに約2分がかかっていましたが、スキャンディットを導入した結果、作業時間を1分未満に短縮することに成功しました。
さらに、青果商品に多く存在する読み取りにくいバーコードにも迅速かつ正確に対応できます。スキャンディットの高度な読み取り機能が、これらのバーコードを容易に処理するため、青果電子棚札アプリを全店舗で導入する決定に至りました。これにより、売価確認の精度と業務効率が劇的に改善されました。
今後の展開
現在、ヨークベニマルでは紙の作業表をアプリ化し、一括スキャンの結果を作業表アプリに自動転送するシステムを開発しています。これが完成すれば、売価チェックアプリの全店舗への本格導入が期待でき、短期間でのトレーニングを受けたスタッフなら誰でも売価確認が可能になるでしょう。これにより、店舗業務のDXが加速し、作業負担も大幅に減少する見込みです。
また、今後は一括スキャン機能を利用して、商品陳列登録やAIによる発注業務の効率化を図るなど、更なる業務改革を目指しています。
ヨークベニマルについて
株式会社ヨークベニマルは、福島県を基盤として宮城、山形、栃木、茨城の5県に店舗を展開する地域密着型のスーパーマーケットです。「食」を通じて地域社会への貢献を理念としており、安全で新鮮な食材の提供、地元の味を使った商品開発、さらに利便性の高い店舗作りに取り組んでいます。
スキャンディットについて
スキャンディットはSmart Data Capture分野でリーダーとされ、様々なスマートデバイスで高速かつ正確なデータ取得を可能にする技術を提供しています。小売業から物流業、製造業に至るまで、著名な企業がスキャンディットの技術を活用して業務を改善しています。
会社情報
- 会社名
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スキャンディット合同会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2丁目24−12スクランブルスクエア 39F
- 電話番号
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050-1742-2028