子どもたちに「書くこと」の意義を再認識させるプロジェクト
現代では教育のデジタル化が進み、一人に一台のタブレット端末が支給されるなど、子どもたちの学習スタイルが変化しています。しかし、その影響で「手書き」の時間が減少し、「タイピング」の時間が増加しています。そこで、これに対抗する形で始まったのが『「書くって大切なこと」プロジェクト』です。このプロジェクトは、小学生を対象に「書く」ことの重要性を再確認し、手書きの楽しさを伝えることを目的として設計されています。
プロジェクトの特長
手書きとタイピングの良さを理解
本プロジェクトは、現役の小学校教員の監修により、手書きとタイピングそれぞれの良さを学ぶことができるユニークな教育プログラムを提供します。授業は、タブレット端末を活用しつつ、両者の適切な使い分けや、日本語の歴史と文化についても触れながら進めていきます。
無料の教材提供
本プログラムでは、すぐに授業で使える指導用スライド、教員用指導案、児童用ワークシートを全て無料で提供します。これにより、教育現場で即日授業を実施することが可能になります。
取り組みやすい内容
授業は1~2時間という短時間で完結できるため、学期末などの時間に余裕がある際にも取り組みやすい内容となっています。また、各クラスには、消せるボールペン「フリクションボールノック」を参加する児童一人に1本、教員には消せる蛍光ペン「フリクションライト6色セット」が提供されます(先着100クラス限定)。
計画されている内容
授業の中で扱うテーマには、手書きとタイピングの良さを考えたり、使用する道具について学んだり、日本語の歴史や文化について触れることが含まれています。以下は具体的な項目例です:
- - 「手書き」の良さと「タイピング」の良さを考える
- - さまざまな筆記具の使用法を学ぶ
- - 日本語の歴史や文化を知る
目的とビジョン
本プロジェクトの最終的な目標は、多くの子どもたちに「書く」ことの重要性を学ぶ機会を提供して、手書きの楽しさや魅力を再発見してもらうことです。そして、私たちは「人と創造力をつなぐ」というパーパスを掲げ、学びの喜びや文化的体験の機会を通じて、未来を担う子どもたちの創造力を育てていくことを目指しています。
参加方法
本プロジェクトへの参加や詳細情報は、(社)日本文化教育推進機構の公式サイト(https://www.nichibunkyo.or.jp/pilot)からご確認いただけます。授業実践可能な期間は2023年4月から2024年3月の間です。この機会にぜひ、子どもたちに「書くこと」の大切さを伝える活動にご参加ください。