大阪・関西万博の感動をデジタル空間で再現
2025年大阪・関西万博で展示された「ふとももEXPO」が、メタバースプラットフォーム「cluster」にてデジタルアーカイブとして再登場することになりました。このプロジェクトは、リアルイベントの感動をデジタル空間で永続化する新たな試みで、多くのファンにとっての魅力を引き出すことを目指しています。
リアルとバーチャルをつなぐ新たな試み
クラスター株式会社は、公益財団法人JKAおよび株式会社丹青社と協力し、ふとももEXPOの体験をメタバース上に再現しました。この新しい取り組みは、リアルイベントが終わった後もその魅力を持続させるための社会的課題に挑戦するモデルケースです。実際の展示会には多くの費用と情熱が注がれますが、その後は多くが解体され、昔のものとなってしまいます。これをデジタル空間に持ち込むことで、永続的な体験が可能になります。
レガシーの活用とその重要性
丹青社は、魅力的な空間づくりの専門家であり、リアルな経験をデジタルの世界に持ち込むことの重要性を認識しています。これにより、訪れられなかった方々にもその魅力をお届けできるよう意識が向けられています。クラスターの技術と丹青社のデザインが融合することで、リアルとバーチャルの境界線はますます薄れていきます。
デジタルツインの保存と活用
このプロジェクトでは、リアルなパビリオンを精密に3Dデータ化し、メタバースの中に再構築します。これにより、訪問が困難だった人々も簡単に体験できるようになり、リアルの感動がデジタルの世界に生き続けることが可能となります。このプロセスは、企業の資産や文化財に関しても応用できる方法です。
スピード感で興奮を取り戻す
万博の開催中に、閉幕したばかりのパビリオンをすぐにデジタル空間で体験できる機会を提供するため、スピード感を重視しています。これにより、訪れた方々の興奮を忘れないうちに再体験できる環境が整いました。ファンの期待感を最大化する施策としても注目されています。
特別な体験の拡張
加えて、会期中には予約が難しかった人気コンテンツ「ふとももシアター」が、メタバース内で常時公開されます。これにより、時間の制約を受けることなく、誰でもその魅力を楽しむことができるようになります。
継続的なファンとの繋がり
万博終了後もこのバーチャル空間は存続し、企業やブランドがファンと継続的なエンゲージメントを築くための拠点として活用されることが期待されています。
取り組みの背景に寄せられている期待
クラスター株式会社の代表取締役CEO、加藤直人氏は「バーチャル空間が現実世界の価値を拡張し、新たな可能性を生み出すと信じています」と語ります。本プロジェクトは、リアルイベントの短期的な感動を永遠に繋げる可能性を見出し、その新たなスタンダードを示すことを目指しています。
また、JKAの万博推進プロジェクト長である中村司氏も、デジタル空間の重要性を強調し、時間や場所に捉われない体験価値の提供に期待を寄せています。
ふとももEXPO デジタルアーカイブの詳細
- - 公開日: 2025年10月10日(金)16時~
- - ワールド名: ふとももEXPO デジタルアーカイブ
- - 利用料金: 無料
- - プラットフォーム: cluster
- - アクセス方法: スマートフォン、PC、VRデバイスからアクセス可能
- - URL: clusterにアクセス
このデジタルアーカイブが多くのファンに新たな体験を提供し、リアルイベントの感動を引き継ぐことが期待されています。メタバースの力を借りて、未来のイベント形態に期待が集まっています。