新たな支援の形「COCOLON」の挑戦
重症心身障がい児を支える「COCOLON」が、特に妊婦さんへの理解を促すため、都営地下鉄新宿線の一部優先席エリアで「マタニティマーク」とのタイアップ広告を始めることになりました。この取り組みは、2024年1月23日から1年間を予定しており、障がい児を持つ家族とその支援者への配慮を広めることを目的としています。
COCOLONの理念
「COCOLON」は、特定非営利活動法人EPOが運営しているコミュニティです。重症心身障がい児、そのご家族、支援者が参加しやすい環境を提供し、「繋がり」「学び」「遊び」「楽しみ」を大切にした活動を展開しています。特に、障がいを抱える子どもたちやそのきょうだいが、楽しいと感じながら成長できる機会を創出することを目指しています。
マタニティマークの重要性
妊娠中は、赤ちゃんの成長やお母さんの体調管理が非常に大切な時期ですが、外見ではその状況がわかりにくいことが多いです。「電車での座席確保」や「受動喫煙を避ける」など、妊婦にとっての様々な課題を解決するために、マタニティマークが普及されています。これにより周囲に配慮を呼びかけ、妊産婦がより快適に公共交通機関を利用できることが期待されています。
地域への普及活動
来るタイアップ広告では、東京都江戸川区に拠点を置く「COCOLON」が、マタニティマークの意義を伝えることで、地域社会における意識改革を促します。重症心身障がい児の家族に安心感を提供するために、また他の妊婦の方々への配慮が浸透することも期待されています。
1年間の広告掲載が始まると、都営新宿線の利用者にとって、障がいを持つお子様と妊婦に対する理解が広がる良いきっかけとなるでしょう。
特定非営利活動法人EPOの活動
EPOは、2016年から重症心身障がい児の通所施設「ここね」を運営し、現在では東京都内に4つの施設を持っています。地域での生活を支えるための様々なサービスを提供し、2023年には「COCOLON」コミュニティサロンを開設しました。具体的には、障がい児を抱える家庭が安心して生活できる環境を整え、交流や情報交換の場を設けています。これにより、地域に根ざした理解と支援が進み、家族が安心して子育てできる環境を実現することを目指しています。
今後も「COCOLON」と「マタニティマーク」のコラボレーションを通じて、より多くの人々に支援の輪が広がり、心温まる社会の実現へとつながることを願っています。
ご興味のある方は、COCOLONの公式サイトをチェックしてください:
COCOLON公式サイト