広告代理店選びの実態
2023-01-24 11:00:01
中小企業の広告代理店選びの現状:不満は8割、それでも乗り換えない理由とは?
中小企業を悩ませる広告代理店問題:不満と現状維持のジレンマ
近年、インターネット広告は中小企業にとって欠かせないマーケティングツールとなっています。しかし、その広告運用を委託する広告代理店への満足度は、必ずしも高いとは言い切れません。
この度、従業員数20名~200名未満の中小企業110社を対象とした調査で、驚くべき実態が明らかになりました。なんと、約8割の企業が現在の広告代理店に何らかの不満を感じているのです。
不満の内容
最大の不満は「費用が高い」と「広告効果が低い」という2点で、それぞれ5割以上の企業が回答しています。その他、「新しい提案が少ない」「レスポンスが遅い」「レポートの内容が薄い」といった意見も多く、代理店のサービス提供への疑問が浮き彫りになりました。自由回答欄では、「費用対効果が不明確」「売上がレポート通りに上がらない」といった具体的な不満も多数寄せられています。
それでも代理店を変えない理由
多くの企業が不満を感じているにもかかわらず、代理店を変更しない企業が多数存在します。その理由として最も多かったのが「探すのが面倒で時間が取れない」というものでした。実に半数近くの企業が、新しい代理店を探す時間や労力の不足を理由に現状維持を選んでいるのです。
他にも「代理店間の違いがわからない」「新たに予算が必要になる」といった理由も挙げられています。中小企業にとって、広告代理店の選定は専門知識と時間を要する難しい課題であり、現状維持を選択せざるを得ない事情があるようです。
新たな解決策:マッチングサービスへの期待
調査では、広告のプロによるサポートを受けられる広告代理店選定マッチングサービスへの関心が高いことも判明しました。7割以上の企業がそのサービスに興味を示し、「売上拡大」「最適な代理店とのマッチング」「時間短縮」などを期待する声が多数寄せられています。
この結果から、中小企業は現状の代理店に不満を感じながらも、時間やリソースの制約から変更に踏み切れないという現状が明確になりました。
広告代理店選びの課題と未来
今回の調査は、中小企業が抱えるインターネット広告運用における課題を浮き彫りにしました。費用対効果の向上、質の高い提案、迅速な対応など、広告代理店には更なる改善が求められます。
一方、中小企業にとっても、最適な広告代理店を見つけるための効率的な方法、専門家のサポートが必要不可欠です。広告代理店選定マッチングサービスは、こうした課題を解決し、中小企業のビジネス成長を後押しする重要な役割を担う可能性を秘めていると言えるでしょう。
本調査結果が、中小企業と広告代理店双方にとって、より良い関係性を築くための第一歩となることを期待します。
会社情報
- 会社名
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株式会社GI
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- 東京都中央区日本橋本町4-4-2 12F
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03-6858-0222