協和ホールディングスが実施する太陽光発電設備
協和ホールディングス株式会社が手掛けるプロジェクトにより、静岡県浜松市において約1800kWの太陽光発電設備が施工されました。このプロジェクトは、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(TGES)が実施するPPA(Power Purchase Agreement)事業の一環であり、環境保護や脱炭素社会に向けた取り組みの重要なステップとなります。
施工の概要
施工された太陽光発電設備は、屋根に900kW、駐車場に900kWのパネルで構成され、合計で1800kWの発電能力を持っています。設置場所は本田技研工業株式会社の細江船外機工場であり、このプロジェクトを通じて、持続可能なエネルギー供給が促進されます。施工は、協和ホールディングスが行い、稼働開始は2024年4月を予定しています。
特徴と技術
この太陽光発電設備の特長は、完全オーダーメイドのカーポート架台を使用している点です。施主の要求に応じて設計された特注架台は、建築確認の申請も無事に通過しました。パネルは575Wの両面発電を採用し、裏面での発電も可能なため、全体の発電量が向上します。また、電力ロスを最小限に抑えるために、最適な設計が施されています。
具体的には、屋根が3箇所、駐車場に1箇所の合計4箇所で電力系統が分けられ、高圧接続と低圧接続の2系統で運用されます。このようにすることで、発電効率が最大化され、電力の無駄を減らすことが実現されました。
さらに、工事は駐車場を4つの工区に分けて段取り施工を行い、工期を1か月も短縮することに成功しています。施工中も駐車場の使用が確保されており、利便性が保たれています。
協和ホールディングス株式会社の理念
協和ホールディングスは、製造業の経験を活かして中小企業の活性化を目指しています。再生可能エネルギーに注目し、自社の太陽光発電や蓄電池の販売・施工を通じて、持続可能なエネルギーの確保や社会の豊かさに貢献する仕事を行っています。特に、若い世代にクリーンエネルギーの重要性を伝え、次世代につなげる活動を重視しています。
また、同社はDtoC事業として“DECON”ブランドを立ち上げ、お客様のライフスタイルを支える取り組みも進めています。エネルギー事業だけでなく、多面的に社会に貢献する姿勢が、このプロジェクトにも反映されています。
企業詳細
協和ホールディングス株式会社は2017年に設立され、資本金2000万円、社員数は15名です。東京都渋谷区に本社を構え、エネルギーの未来を見据えた事業展開を進めています。さらに、公式HPでは自社の活動や導入事例なども紹介しており、今後の展望が期待されます。
この新しい太陽光発電プロジェクトは、環境に優しいエネルギーの普及を後押しし、クリーンな未来を築く一歩となるでしょう。