低コストで導入可能なモバイルオーダーアプリ「QR注文くん」が登場

新たなモバイルオーダーの選択肢、QR注文くん

合同会社NKI Officeは、低コストで手軽にモバイルオーダーを導入できるアプリ「QR注文くん」を、2024年7月11日に正式リリースしました。このアプリは、飲食店が簡単に導入できることを目指して開発されており、月額980円という安価な料金体系と、決済手数料が0％という特長で飲食店経営者の負担を軽減します。

QR注文くんの提供背景

飲食店の運営環境が厳しくなる中、特に小規模な飲食店では人手不足や高騰する人件費が大きな問題となっています。そうした中、効率的なオペレーションが求められ、モバイルオーダーへのニーズが高まっています。しかし、従来のモバイルオーダーシステムは高額な料金がネックとなり、導入が進まない状況にありました。これを受け、NKI Officeは「QR注文くん」を開発し、飲食店経営者が抱える課題を解決することを目指しています。

サービスの特徴

1. 導入のスピード感

「QR注文くん」は、アプリをスマートフォンにインストールするだけで導入ができます。これにより、飲食店は即時にモバイルオーダーシステムを展開できるため、時間と労力を大幅に削減できます。

2. P2P方式の信頼性

中央集権的なサーバーを設けず、P2P方式で実装されたこのアプリは、サーバー障害のリスクを回避し安定した運用を実現しています。

3. 低価格で利用可能

月額980円という業界最安水準の料金設定に加え、決済手数料が0％という点が大きな魅力です。従来のモバイルオーダーシステムは数万円の月額料金や、数パーセントの手数料がかかることが多かったため、手軽に導入できる選択肢として注目を集めています。

4. 便利な機能の提供

「QR注文くん」は、キッチンプリンターや売上集計、自動翻訳など、店舗運営に必要な便利機能を搭載しています。このような機能が集約されることで、飲食店の業務がより効率的に進められます。

利用者の声

既に試験導入を行った飲食店からは、好評の声が寄せられています。岐阜県のある喫茶店では、「人手不足を解消でき、便利さを実感しています」との意見が。岡山県の串カツ店では、手書きのメモからの脱却で、スムーズに会計ができるようになったと報告されています。また、毎日のように追加オーダーが入るようになり、客単価の向上につながったカフェもあるほどです。

今後の展望

NKI Officeは、「QR注文くん」の普及を進めるため、既に約50店舗での稼働実績があります。2024年度末には100店舗を超える導入が見込まれ、今後もさらなる機能の充実を計画しています。レシート印刷機能の追加や勤怠管理機能の実装、そしてPOSレジとの連携など、飲食店業界のニーズに応えたアップデートが予定されています。