童謡の祭典、ついに幕を開ける
2025年11月9日(日)、東京のEXシアター六本木にて、第40回『寬仁親王牌・彬子女王牌童謡こどもの歌コンクール』が盛大に行われました。主催はテレビ朝日系列の24社および日本童謡協会。寬仁親王殿下の長女である彬子女王殿下が、特別ゲストとして御臨席。全国から選ばれた約3500組の中から予選を勝ち抜いた20組が、素晴らしい歌声を披露しました。
コンクールの特徴
このコンクールの独自性は、子ども、成人、ファミリー部門という多様なカテゴリーを持ちながら、審査の公平性が保たれている点です。それぞれの部門では、最優秀者に『寬仁親王牌』と昨年新設された『彬子女王牌』が贈られました。また、彬子女王殿下が受賞者たちに勝利を祝福する心温まるメッセージも贈りました。
各部門の受賞者
キッズ部門(小学3年生以下)
- - 金賞: 清水都嵩(6歳、鹿児島県) - 曲名:『にじ』
- 自然で素直な歌声が心に残る、圧巻のパフォーマンスでした。
- - 銀賞: 山村桔世香(8歳、兵庫県) - 曲名:『げんこつやまうたおう』
- - 銅賞: 皆木咲帆(8歳、兵庫県) - 曲名:『夢みる子ねこ』
こども部門(小学4年生以上)
- - 金賞: 宿谷彩禾(10歳、東京都) - 曲名:『おやすみなさい』
- 声質の優しさと立派な表現力が光りました。
- - 銀賞: 松本錦(10歳、東京都) - 曲名:『月の沙漠』
- - 銅賞: 江湖あかり、井手咲月(15歳、長崎県) - 曲名:『大切なもの』
大人部門
- - 金賞: 岳川梨理香(兵庫県) - 曲名:『あしたいいこと あるように』
- 複雑な楽曲を見事に歌いこなしました。
- - 銀賞: 金澤凌(福岡県) - 曲名:『地球の音』
- - 銅賞: 富田帆香(神奈川県) - 曲名:『ちきゅうのいっぽ』
ファミリー部門
- - 金賞: 森重ファミリー(山口県) - 曲名:『キャンプ料理』
- 家族のハーモニーが奏でる感動的な歌唱でした。
- - 銀賞: 縄田ファミリー(長崎県) - 曲名:『シアワセ』
- - 銅賞: 田中ファミリー(神奈川県) - 曲名:『にじ』
特別ステージと豪華ゲスト
イベントの第二部は特別なステージが設けられました。つるの剛士、さくらまや、村方乃々佳など豪華なゲストが登場し、観客を魅了しました。特に村方乃々佳が歌った『いぬのおまわりさん』は、彼女自身が過去に該当コンクールで受賞した際以来の感動の歌唱となり、会場を一体にしました。
全国放送の開催
さらに、この素晴らしいグランプリ大会の模様は、2025年12月20日(土)午後1時からBS朝日にて全国放送される予定です。この機会に、童謡の世界を存分に楽しんでいただければと思います。
コンクールの歴史
『童謡こどもの歌コンクール』は、1986年の設立以来、日本固有の「伝承」と「創造」の活動を通じて、子どもたちの歌の文化を広めてきました。今後も、この素晴らしい文化を尊重し、歌い継いでいくことが求められています。
イベント詳細
- - 日程: 2025年11月9日(日)
- - 会場: EXシアター六本木
- - 司会: はいだしょうこ、坪井直樹
- - ゲスト: つるの剛士、さくらまや、村方乃々佳
- - 特別協賛: 公文教育研究会
このイベントを通じて、多くの人に童謡の魅力が再確認され、未来の音楽シーンを担う子どもたちが育っていくことを期待しています。