JR東日本の新システム
2025-08-04 11:41:54

JR東日本が経理・資材システムに新たなクラウドERPを導入

JR東日本が新たな経理・資材システムを導入



最近、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が次期経理・資材システムとして、クラウドERP「RISE with SAP」を採用することを発表しました。本システムの中核には「SAP S/4HANA® Cloud」が位置付けられ、これにより経営管理の高度化が期待されています。

JR東日本は、長年にわたりSAP® ERP経理・資材システムを運用してきましたが、経営環境の変化に伴い、収益性や業務効率の改善を求める声が高まりました。特に少子高齢化が進む中、限られたリソースで業務を安定的に遂行する体制が求められています。そのため、経理業務の効率化や標準化を図り、業務プロセスをシンプルかつ柔軟に保つための基盤が急務となっています。

新たに導入される「RISE with SAP」により、JR東日本では経理・資材業務全体のプロセスが効率化され、標準化と高度化が同時に実現されます。この変革は、経営指標の可視化を進め、迅速な意思決定を可能にすることを目指しています。また、リース会計基準への対応など、将来の制度改正にも柔軟に適応できる基盤が整備されるとのことです。

この取り組みの実施にあたり、アビームコンサルティングが導入パートナーとして選ばれました。アビームコンサルティングは、鉄道・運輸業界をはじめとするさまざまな業種において豊富なシステム変革の経験を有しており、同社の専門的な知識と経験がJR東日本の経営基盤強化に大きく寄与することが期待されています。

経営におけるデジタル化が進む中、JR東日本はモビリティと生活ソリューションを両立した経営戦略を推進しています。「すべての人の心豊かな生活の実現」を目指し、ステークホルダーの期待を上回るサービスを提供する姿勢は、今回のシステム導入にも表れています。

SAPジャパン株式会社とアビームコンサルティングは、株式会社JR東日本情報システムとも連携し、変化の激しい経営環境に柔軟かつ持続的に対応できる経理・資材業務の確立を目指しています。この取り組みによって、JR東日本は持続的な成長を支える経営基盤を強化し、業務の生産性向上を実現することが期待されます。

今後もJR東日本の動向に注目し、経営戦略や新システムに関する情報が更新されるたびにお知らせしていきます。


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会社情報

会社名
アビームコンサルティング株式会社
住所
東京都中央区八重洲二丁目2番1号東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー
電話番号

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