大学横断クロストーク企画第2弾「つなぐ、のこす、ひらく」
京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP)が主催する「ふれデミックカフェ」は、科学の最前線に触れる貴重な場を提供します。今年、100回目の開催を迎えた記念すべきイベントが、京都府立大学と同志社大学の教授を迎えて10月6日に実施されます。イベントのテーマは「つなぐ、のこす、ひらく―デジタルアーカイブが生む新たな価値」。このイベントは、知識を深めるだけでなく、研究者と参加者との対話を通じて新たな価値を生み出すことを目的としています。
イベント当日は、京都府立大学の東昇教授と同志社大学の大井将生准教授が講演を行います。講演内容は古文書やデジタル技術、教育に関連するもので、それぞれの専門分野から最新の研究成果を紹介する予定です。さらに、科学コミュニケーターである本田隆行氏がファシリテーターとして参加し、参加者とのディスカッションを支えます。
ここでは、講演内容や活動内容について詳しく見ていきましょう。
講演内容
1.
東昇教授の講演
テーマ:「古文書とデジタル技術・生成AI-地域史を活かす新たな研究と社会実装」
東教授は、日本史と記録史料学の分野での専門家であり、地域史の活動を重視しています。「まるまる舞鶴」というプロジェクトでは、地域の古文書をデータ化して、地域史の調査や分析を行っています。また、AI技術との融合を進め、古文書を基にした新たな利活用の可能性を探っています。
2.
大井将生准教授の講演
テーマ:「デジタルアーカイブがつなぐ文化情報と教育の過去・現在・未来」
大井准教授は、文化情報の重要性を訴え、デジタルアーカイブの役割について考察します。情報が大量に生まれる中で、何が「残される」べきかという問いは、教育の場で非常に重要です。今回は、実際の教育現場でのデジタルアーカイブ活用事例をもとに議論を展開します。
対話の場
講演後は、参加者とのディスカッションの時間が設けられています。これは、参加者が持つさまざまな疑問や意見を研究者と共有する機会であり、新たな知見を得る大きなチャンスです。交流の場として、名刺交換会も予定されており、現地参加者にとっては貴重なネットワーキングの機会となるでしょう。
イベント概要
- - 日時:2025年10月6日(月) 16:30~18:00
- - 場所:京都リサーチパークGOCONC及びオンライン(Zoom)
- - 参加費:無料
- - お申し込み:こちらから
ふれデミックカフェの意義
「ふれデミックカフェ」は、サイエンスカフェ形式のイベントとして、自由な雰囲気の中で最先端の研究や社会実装について考える場所です。これまでに107名の講師が参加し、約2,500名が訪れました。食料・環境・医療など、多様な分野の研究者たちと参加者が織りなすディスカッションは、新たな発見やオープンイノベーションを生む可能性を秘めています。今後も多くの方々にご参加いただけることを期待しています。
皆様の参加を心よりお待ちしております!