ANRI株式会社の奨学金プログラム、再始動
独立系ベンチャーキャピタル、ANRI株式会社が「The ANRI Fellowship」を新名称「未解の知〜The ANRI Fellowship〜」としてリニューアルしました。この奨学金プログラムは、基礎研究に取り組む学生を支援するもので、これまでに74名の研究者を選出し、彼らは世界の科学技術の発展に寄与しています。このプログラムの重視する「未解の知」の追求は、学問の重要な一環であり、ANRIはそれを支える役割を果たすことを不断の使命としています。
奨学金開始の背景と目的
2019年に始まったこの奨学金プログラムは、基礎科学への熱意ある追求を応援するために設立されました。ANRIは、知識の探求が世界を変える力を持っていると確信し、価格やビジネスモデルが確立されることが難しい基礎研究においても、一歩を踏み出す勇気を与えることが重要だと考えています。この理念をもとに、資本主義の枠を超えた支援が必要であると考え、「知りたい」「解明したい」という情熱を保つための環境を提供することを目指しています。
新しいウェブサイトの特徴
新たなウェブサイトは、試行錯誤を重ねる学生たちの姿勢を反映させることを意図しています。研究に取り組む学生は、時に道に迷ったり、寄り道をしたりしながらも、貴重な経験を積んで成長していくものです。このサイトは、そのプロセスを表現し、訪れる人が興味を持つような仕掛けが施されています。ウェブサイトには、奨学生たちが自らの研究を紹介するコーナーがあり、それぞれの情熱やアイデアにあふれる内容が掲載されています。
奨学金の具体的な内容
「未解の知〜The ANRI Fellowship〜」の奨学金は、1人当たり50万円が支給されます。対象は数学、物理学、生物学、化学などの分野で優れた成績を収めた学生です。年齢制限は設けていないため、幅広い学生が応募可能です。選考は書類選考の後、面接を行う予定です。次回の8期募集は2025年9月を予定しており、この詳細については「未解の知」のウェブサイトやプレスリリースで発表される予定です。
ANRIについて
ANRI株式会社は「圧倒的未来」をビジョンに掲げ、次世代の起業家を支援する「Changer Capital」として活動しています。2012年からシードステージのスタートアップへの投資を続けており、総額約800億円弱を運用しています。六本木ヒルズにあるインキュベーションオフィス『CIRCLE by ANRI』を通じて、起業家たちを近くで支援し、将来のイノベーションの種を育む環境を整えています。
このように、ANRIは基礎科学の発展を促進するために、一貫した理念と行動をもって奨学金プログラムを実施しており、研究者たちの未解の知の探求を支え続けています。