新たなデジタル通貨の展開
2024-10-10 18:39:45

G.U.Groupとあおぞら銀行、ステーブルコイン発行を目指す基本合意を締結

G.U.Groupとあおぞら銀行、ステーブルコイン発行を共同検討



2023年、G.U.Group株式会社はあおぞら銀行と協力し、ステーブルコインの発行に関する基本合意書を締結しました。これにより、G.U.Groupはあおぞら企業投資から総額1.5億円の資金調達を完了し、グループ全体での累計調達額は約10億円となっています。

この取り組みは、デジタル資産の新たな流通を促進し、国内外での迅速かつ低コストな送金および決済を人々に提供することを目指します。特に、G.U.Technologiesが開発したステーブルコインの発行・管理システムは、日本発のブロックチェーン「Japan Open Chain」として展開される予定です。これにより、デジタル通貨の利用はさらに身近なものとなるでしょう。

ステーブルコインとは何か?



ステーブルコインは、ブロックチェーン上で利用されるデジタル通貨であり、現実の通貨や資産に価値を保証された安定した通貨です。これにより、取引時の価格の変動リスクを抑え、スムーズな取引を実現します。世界では既に約20兆円相当のステーブルコインが流通しており、日本でも2023年6月から施行された改正資金決済法により、法的にその利用が認められました。

日本における動き



国内の金融機関でもステーブルコインの発行に向けた動きが広がっています。G.U.Technologiesは、金融機関向けに発行と流通を統一管理できるシステム「G.U. Coin Studio」を提供しており、勘定系システムや会計システムとの連携も視野に入れています。このような取り組みは、金融業界の革新に寄与することでしょう。

あおぞら銀行との協力関係



あおぞら銀行は、金融の付加価値を創出し、社会の発展に寄与することを目指しています。特に、コミュニティのニーズに応じた新しい金融モデルを提案する「あおぞら型投資銀行ビジネス」を推進しています。今回の基本合意書の締結は、ステーブルコインという新たな決済手段の発展に寄与すると期待されています。

Japan Open Chainの活用



「Japan Open Chain」は、日本企業(ソニーやNTTグループを含む)による運営で、特に金融に特化した設計がなされています。日本の法律に準拠し、安全かつ安価に利用でき、ブロックチェーン技術の実用化に向けた大きな一歩となるでしょう。

このように、G.U.Groupとあおぞら銀行の提携は、ステーブルコイン発行という新しい金融サービスを通じて、利便性の向上や市場の拡大に寄与することを目指しています。今後の動きから目が離せません。


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会社情報

会社名
G.U.テクノロジーズ株式会社
住所
東京都渋谷区桜丘町26-1セルリアンタワー15F
電話番号
03-5456-5795

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