シネマプライムレンズ「Vespid Prime 2」のご紹介
株式会社システムファイブが取り扱うDZOFilmの新たなシネマプライムレンズ「Vespid Prime 2」の注文受付が開始されました。初代Vespid Primeからの進化を遂げたこの製品は、2025年8月28日に発表され、9月末には出荷がスタートする予定です。
Vespid Prime 2の特長
「Vespid Prime 2」は、色収差やフレアを大幅に低減し、優れた色の一貫性と高解像度を実現した次世代レンズです。素晴らしい映像表現力によって、オリジナルのVespid PrimeやArles Primeとは異なる独自のビジュアルを展開しています。プロジェクトによっては、明瞭さと豊かな質感が求められる場合も多く、それに見合った性能を持っています。
その名の由来は、俊敏で精確な「スズメバチ」から来ており、光学設計やメカニカルな要素において大きな改良が施され、コンパクトで使い勝手の良いツールセットとなっています。
新しい映像基準を設定
Vespid 2は全焦点距離でT1.9という開放値を保つことができ、特に新世代DPR(Definitive-Precision-Grinding)非球面レンズが特徴です。この技術により、高解像度かつ純粋な映像を提供し、特にカラー再現性の向上につながっています。制作過程からポストプロダクションまで、一貫したクオリティで映像制作のフローに寄与します。
光学性能の洗練
改良された光学設計により、自然な肌トーンが再現でき、10枚羽根の絞りがあれば、ボケの美しさも期待できます。18mmから105mmの焦点距離で歪曲を抑えた映像を提供し、マルチカメラによる撮影でも一貫性を持った映像を実現します。
コンパクトな設計と高い描写力
Vespid 2は、Vista Visionに対応した非常にコンパクトなT1.9プライムレンズセットです。ラインアップには18mm、24mm、35mm、50mm、85mm、105mmと多彩な焦点距離が揃い、最大46.5mmのセンサーに対応。これにより、RED V-Raptor VVやARRI Alexa LF、Sony Veniceなどのカメラシステムでも活躍します。
近接撮影と効率的ワークフロー
このレンズは、フローティングエレメント設計を導入しているため、最大撮影倍率が1:5.5–1:8という優れた近接撮影機能を実現。ブリージングを最小限に抑えることで、スムーズなフォーカストランジションと安定したフレーミングが可能です。手持ち撮影やドキュメンタリーにぴったりです。
さらに、Cooke /i プロトコルを内蔵しており、複数のカメラとリアルタイムでメタデータを連携できるため、現場での蓄積効率も抜群です。5ピンLemoインターフェースは、将来にわたってワイヤレスフォローフォーカスや他のプロ用アクセサリーと連携できるため、さらなるビジネスチャンスを提供します。
携帯性と多様性
重さが1本あたり約800gと軽量で、フロント径は80mm。そのため、DJI Ronin 4Dやジンバル、ハンドヘルドリグ、ドローンとも相性が良く、携帯性と操作性を兼ね備えています。
ご購入方法
現在、Vespid Prime 2(PLマウント)は個別に173,300円(税込)、または6本セットが945,600円(税込)で販売されています。出荷は9月末を予定していますので、興味のある方は早めのご注文をご検討ください。
DZOFilmについて
DZOFilmは、中国・深センに本拠を構えたシネマレンズメーカーで、従来の産業用レンズの技術を活かし、高品質とコストパフォーマンスを両立させています。日本市場においてもユーザーを増加させており、信頼できる製品群を提供しています。
二次代理店の募集について
システムファイブでは、DZOFilm製品の日本における正規輸入代理店を務めており、取扱いを希望される企業様を対象にした二次代理店の募集も行っています。映像・音響機器の専門業者にビジネスチャンスを提供するため、関心のある方はぜひお問い合わせください。